どうしても思い出せない映画のタイトルがある。
小学校、たしか4、5年生くらいの時に、姉と共に母に連れられて観に行った映画。
新宿か、もしくは渋谷あたりの映画館。
ニューヨークを舞台にしたドキュメンタリーだった。
地下鉄の階段を降りるシーンと、何よりも鮮烈に焼き付いているのが、
10代の黒人の子供が路地裏で刺されるシーン。
Tシャツをぺろっと捲って、脇腹の傷口を見せながら「こんなことは日常茶飯事だよ。」というセリフ。
白黒だった気がする。
それがハーレムを舞台にしていたのかは思い出せないが、
そういった子供達の母のようになっているパーマヘアーの日本人の中年女性が主人公だった。
母や姉に聞いてもうろ覚えだった。
当時の私のニューヨークのイメージといったら、この映画の殺伐とした感じとキースへリング だった。
あの映画が制作されてから二十数年。
ニューヨークは随分と安全な街になった。
と思っていたら、週末空き巣に入られた。
空き巣というとまだ平和な感じがするが、家に居たら強盗だったかも知れない。
空き巣が入った前夜、だれも帰宅していない家に1人戻った私は、何か妙な空気を感じた気がして、わざわざ洗面所の窓ガラスの汚れをじっと見て「ガイコツに見える!!」と思い込んで腰を抜かしそうになったり、霊は音を怖がるというので手を叩きまくったり、挙げ句の果てに恐くて居てもたっても居られなくなり、近くに住む友人宅に「ちょっと...今からお邪魔していいですか?」と押し掛けるという、軽く狂った行動をしていた。
今から思うと、虫の知らせだったのだろうか。 虫というか、霊の。
とにかく、ルームメイト共々、命が無事で良かった。
警察によると、黒人のティーンエイジャーのグループによる窃盗のリポートは、毎日あるという。
そこからそのキッズ達の生活を想像していて、何億もの記憶のヒダに埋もれていた映画の断片が蘇ってきた。
でも、タイトルが思い出せない。
どなたか心当たりのある方はご一報を。
厄払いの方法も、一緒に沿えて頂けると助かります。
1 件のコメント:
うわぁ それで その後大丈夫なんですか??
それわ 嫌なめにあいましたね
早く忘れてください
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