2010年7月26日月曜日

Moonstruck


今夜は満月です。

私の部屋の窓からも、やや雲がかってはいるものの、まあるく美しく、眩しいほどに白く発光しているお月様が見えます。
月の表面の模様ですが、私にはウサギの餅つきには見えません。
ちょっと困ったような、あどけないような顔に見えます。
美術・デザイン書籍を出している、「マール社」のロゴマークが、近いです。

マール社のマーク


月にまつわる映画と言えば、若かりし頃のシェールとニコラス・ケイジがNYを舞台に満月の夜、大恋愛をする"Moonstruck"(邦題:月の輝く夜に)が大好きです。ディーン・マーチンの歌う、That's Amore"もユーモア&臨場感たっぷり。ドタバタで、不器用で、滑稽で、人間くさくて、でも愛情たっぷりで憎めない、濃い〜いイタリア人の家族愛と恋愛、そして今はなきワールドトレードセンターを背に、NYのロマンチックな風景も楽しめる、大お勧め映画です。



その中で、自分の兄の婚約者であるシェールに恋をしてしまったニコラス・ケイジが言う名台詞がこれ。

But love don't make things nice.
It ruins everything.
It breaks your heart.
It makes things a mess.
We aren't here to make things perfect.

The snowflakes are perfect.
The stars are perfect.
Not us.

We are here to ruin ourselves...
and to break our hearts...
and love the wrong people...
and die

あ、熱い...
でも、的を得ているなと思うんです。



月と言えば、こちらも名曲ですネ。
ジュリーロンドンは、昔から「大人のいい女」の代表格のようなイメージがあります。

Julie London "Fly me to the Moon"



こちらも名画の中の名曲...
Moon River "Breakfast at Tiffany's"


最後はクラシックの名曲、ドビュッシーの"Claire de Lune(月の光)"
せつなくて、美しくて、まさに月を想って作られた曲という感じです。
CLAUDE DEBUSSY: CLAIRE DE LUNE



地球のどこにいても、見える月は同じなんですね。
それでは皆様、良い夢を。



こちらは昨夏、夜のブライトンビーチで月光浴をした時にパチリ


2010年7月25日日曜日

キムチな土曜日、昼下がり



今日はウンニョンという、韓国人の友人が、韓国から遊びに来ている彼氏と共に家に遊びに来た。

彼女は3年前に私がニューヨークへ来て、初めてのルームメイト。
今回の渡米では、ルームメイトとのシェアは考えていなかったのだけど、クラスで意気投合した事と、当時Midwoodと言う、マンハッタンから電車で40分くらいかかるコアなエリアで広めの部屋をふた部屋、1人で丸々使っていた私の所に、ある日彼女が「エミ、助けて。ホストファミリーがとてもイジワルで耐えられない。」と泣きながら電話して来たので、「じゃあ明日から家に来て、一緒に住もうよ。」という事になったのだ。

それから彼女が韓国へ帰国するまでの数ヶ月あまり、(渡米の目的であった)活版印刷所での仕事から帰宅して、まるでウッディ・アレンのような早口+ニューヨーク訛りのボスや同僚の英語が聞き取れなくてコテンパンにくじけそうになった私を励ましてくれたり、遠距離恋愛+彼氏が徴兵中(韓国なので)の為、時々寂しさで発狂しそうになる彼女を私が美術館に連れ出したりと、持ちつ持たれつの関係が続いたのでした。

そんな彼女が、ニューヨークに約2年ぶりに舞い戻って来たのが今年の3月。
彼氏とはまたまた遠距離恋愛だけど、この1ヶ月は彼氏が韓国から訪ねて来てラブラブな時間を過ごせた模様。彼氏は明後日また韓国へ戻ってしまうのに、今日は「彼女がエミコとルームメイトだった時にお世話になったから」と言って、材料を引っさげてうちのキッチンへ出張クッキングをしに来てくれました。

お品書きは、キムチチャーハンと醤油味のトッポキ、それと木綿豆腐に炒めたキムチを乗せたもの。
作り方覚えたいし、お手伝いするよ!と申し出るも、「いいから!女子はあっちに行ってビールでも飲んでて!」と言われ、すごすごと(ウキウキと)キッチンを離れ、数十分。
汗だくになった彼氏が美味しそうなお料理を手に登場!


じゃん

どれもビールと合うこと!
全部とっても美味しかった。レシピを後で送ってくれる約束なので、届き次第追加で乗せます☆


性格も最高に良い、可愛いカップル。

ウンニョンとは、お互いアート好きで鑑賞の呼吸が合うことから、よく一緒に美術館に行っていたのですが、来週からいよいよメトロポリタン美術館のミュージアムグッズ・デザインのインターンとして働き始めるとの事。よかったね!私も裏話を聞くのが今から楽しみ!

彼氏が帰ってしまって寂しいだろうけど、6年間もNY/韓国(軍隊)、ロンドン/韓国、NY/韓国...と、常にすれ違いまくりの遠距離でいた2人なので、今回もきっと乗り越えられる事と思います。



今日はこれから、日本にいる姉の知人の同級生が、私と同じブルックリンに住んでいると言うのでサンデーブランチしに行きます。
同じブルックリンどころか、近所、それもナント1ブロック内に住んでいると言う事実に驚愕。縁とは、面白いものですね〜!


それでは、また!