2009年3月23日月曜日

ルーズベルト島で気まぐれ散歩



今日は、起きたら晴れてたので、ルームメイトのAちゃんと目的地を定めず、とりあえずお昼ごろに外へ。

家(パークスロープ)の近所の木が、まさにNYらしい事になっていたので思わず激写!


どうしてNYって、木にビニール袋が必ず引っかかってるの!?
もう見慣れたけど、これはINYのロゴ入りなので高得点!

目的地はなくとも、目的が1つだけあって、それはキッチン用のゴミ箱を買うこと!
なんとな〜く、Container Storeに行こうかなとだけ考えて、でも荷物になるから帰り際でいっかという事になる。

電車に乗りながらAちゃんと地下鉄の地図を広げ、どういう経緯だったか、Roosevelt島に行く事に。
この島は、マンハッタンとクイーンズの間、イーストリバーに浮かぶ全長たった3kmの小島。
昔は刑務所や隔離病棟があったらしいんだけど、今はなんだか高層マンションが建ち並んで、個人的な感想としては、「幕張に似てる..!」。

私が初めて訪れたのは2007年の夏で、その時はバーチャル・ゲームの中の町みたいだと思った。生活感がないというか、不思議な感じ。
でも、閑静で治安も良くて印象はとても良かった。

今回は、イーストリバーから漂う潮の香りを吸い込みつつ、川沿いを教会のある町の中心地まで歩く。
案内所で、教会でフリーのオペラがやっていると聞いたが、おなかが空いていたのですぐ横にあるダイナー風のレストランへ入る。初めて来た時もここで食べたっけナー。


たまにはいいよね、炭水化物祭りw


正直、全く期待してなかったのですが、このWestern Burgerがやたら美味しくてビックリ!
飴色玉ねぎといい、肉のジューシーさ加減といい、ピクルスの味といい、普通のダイナーより断然高いレベル!うーん、やるじゃん!(ちなみに私のNYでのNo.1バーガーは今の所やっぱりShake Shackです^^)

お腹いっぱいで店を出て、ブラブラしていると、芽吹きかけの桜を発見!ああ、の予感。の予感!(相手はどこに〜♩...)


帰りはトラムで、どんぶらこっこと空中散歩。

桜が咲いたらまた来るね〜♩たぶん...


4分程でマンハッタンへ着き、降りたら、まっすぐコンランショップへ。
この記事にも書いたことでお馴染みの、私の大好きな広場をAちゃんに見せたくて。



また来ちゃった♡

その後、近くのBED BATH&BEYONDへ行き、無事ゴミ箱を購入。
帰りの電車では私はうつらうつら...zzz

と、そんな充実した1日でしたん。


近くにあるけど知らない町への冒険って、ウキウキしませんか?




シュガーベイブ/DOWN TOWN(1975)

2009年3月22日日曜日

ブルックリン→マンハッタン Q線からの景色





地下鉄Qラインのいい所は、マンハッタンブリッジを渡る時の、この景色。
ロウワー・マンハッタンと共に、遠くに自由の女神も見えて、毎日見ていても感動する。

2009年3月19日木曜日

Parsley, Sage, Rosemary and Thyme


昨夜はミートパッキング・エリアにあるK助兄さんの働く(激かっちょE)建築事務所をお借りして、Z氏の立ち上げようとしている会社およびプロジェクトのミーティング。シャンパン3本と、ターキッシュのデリバリーを流し込みながら..。
Z氏はみんなの分の企画書をちゃんとファイルに綴じて持ってきていて、意外にも(失礼)本格的だった。

無駄に(笑)決めポーズのErwinとZac

どうなるかはわからないけど、ファッション・建築・フォトグラフィー・印刷・グラフィック&パッケージデザイン(あ、私。エヘ。)と異業種だけど密接にリンクしている分野で仕事をしてきた皆で何かを始めるのは、ちょっとワクワクする。
それに、巻き込んでもらえるというのは有り難いことだ。
ただ、決断はまだ。一週間考える時間をもらったので、慎重に^^


そんな翌朝の今朝は早起きで学校へ。
終了後、ユニオンスクウェアまで歩く。
なにやら工事中で少し狭くなってはいるものの、いつものグリーン・マーケット(有機野菜やチーズやらパンやら花などの出店)がやっていたので、日差しも気持ちいいし、ブラブラみる。

ふと目に留まったのが、「ハーブ3種よりどり5ドル」の文字。

ニューヨークでMちゃんが紹介してくれたフォトグラファーのCris(ユナイテッド・バンブーのカタログやヴィンセント・ギャロ等を撮ってきたとてもセンスのいい人)を筆頭に、男女問わず何故か料理好き&上手の友人が周りに多くて、さらに結構な率で彼等は自分のアパート内にハーブガーデンを持っている。といっても、とても小さなものだけど。
それをパスタやスープの仕上げ等にチョチョイと摘んで彩りを加えているのを見て、「いいな、私も育てたいな、ハーブ。」とずっと思っていた。

そこで出会ったよりどり5ドル。
鼻息を荒くしながら「スィートバジル」「ラベンダー」「タイム」を10分かけて選び出し、いざお会計と思ったら、あらびっくり現金が3ドルしかない!(かなし〜時〜!←古い)
せっかく選び抜いたハーブなので、おっちゃんに「ATM行くから待ってて!」と告げ、バンクに駆け込むも、「手数料3ドル」に腹が立ち、さらに入ったデリでは何故か下ろせず結局今回は諦めたのでした。くすん。

でも、きっとまたタイミング良く会えるでしょう。



ハーブを想う時、自然に心に流れて来る歌がある。
その名は「スカボローフェア」。
イギリスの伝統曲を、サイモン&ガーファンクルが編曲して有名になった曲だ。

歌詞の、"parsley, sage, rosemary and thyme"という部分が大好きで、お店の名前にもいいかもと思った事もある。(調べたら、すでに存在してたけど)

ハーブ売りの売り込み文句かと思いきや、それだけではなく、実は象徴的意味に満ちているらしい。

パセリは中世では霊的な意味があり、セージは何千年もの耐久力の象徴として知られている。ローズマリーは貞節、愛、思い出を表し、現在でも英国や他のヨーロッパの国々では花嫁の髪にローズマリーの小枝を挿す慣習がある。 タイムは度胸の象徴であり、歌が書かれた時代、騎士達は戦いに赴く際に楯にタイムの像を付けた。 歌での話し手は、4種のハーブに言及することで、(別れた)二人の間の苦味を取り除く温和さ、互いの隔たった時間を辛抱強く待つ強さ、孤独の間彼を待つ貞節、出来ない仕事を果たす矛盾した度胸を具えた真の恋人、そして彼女がそれらをできた時に彼の元に戻ってくることを望んでいる。(以上、wikipediaより部分的に抜粋)



まだ見ぬかわいいハーブ達が私のお部屋にやってくるのを、この歌を口ずさんで待つとするか。




2009年3月17日火曜日

ソウルームメイトと、Peachesと、緑の人々


変なタイトルですんません。

実は、先日ふとこのブログに「ルームメイト募集!」と書いてみた所、たまたま見ていてくれたというAちゃんという女性からすぐにメールがあり、数回のやりとりの後、実際に会ってもいないのにピンと来たので、本当に入ってもらうことになったのです。

12日にAちゃんがNYに到着して、お互い「はじめまして」。
とは思えない程、その後の3日間ずっと喋りっぱなし。

クリィミー・マミ、80年代、政治、環境問題、デザイン、仕事、音楽、東京で遊んでいた場所・人などなど、どの話題でも数珠つなぎ式にとめどなく会話が弾むこと!

私も元々、「こういう人と会いたいな」とか、「こういうことがしたいな〜」というのが、どちらかと言うと叶いやすいというか、恐らく母の影響で、昔からいわゆる「引き寄せの法則」を自然と意識して暮らしてきたんですが、Aちゃんも、相当そのタイプのようで。(話を聞いていると私以上に..!)

これから、相乗効果で何が起こっちゃうのか、かなり楽しみなんです☆
しかし、初めて会ったとは思えん...。
(というわけで、タイトルが「ソウルメイト+ルームメイト」。。)

土曜の夜は、仲良しゲイのZacに誘われ、Tribeca Grand Hotelへ。
私の好きなPeachesがDJをやると言われたら、行くっきゃない!てなワケで。
しかも、事前のRSVPでフリーだし♡
Aちゃんと、申し合わせてもないのにバリバリに80’sのカッコで決めて、夜のマンハッタンへ繰り出す。
(ここでもスパッツ+レッグウォーマーというアイテムが被る2人..)

まずは腹ごしらえに、チャイナタウンの鹿鳴春"Joe's Shanghai"で小籠包を食べて、いざT.G.Hへ。

ちなみにこのホテルはついこの前、ファッション・ウィークのイベントでも来たばかり。
1階と地下にダンスフロアーがあるんですが、そこからホテルの最上階まで真ん中が吹き抜けになっているんです。Aちゃんとしきりに疑問にしていたのは、宿泊客はこんな大爆音の中で眠れるのだろうか?ということ。
Zacは「平気だよ。防音の壁になってるハズだもの。」と言ってたけど、あそこまでの爆音をシャットする壁、逆に恐いんスけど..。

映画「ロスト・イン・トランスレーション」の中のストリップ・クラブ(架空の)のシーンで爆音でかかっていた、最高にかっちょいい曲、"Fuck the pain away"を歌っているのがPeachesです。私はあの映画で知って、衝撃を受けて必死で曲名を探した思い出があります。

こちらがその曲☆↑(歌詞が過激なので年齢認証あるみたい..w)


ZacやErwin(Zacの彼氏)やその友達やAちゃんみんなで一杯ずつ飲んでから、踊りながらトリのPeachesを待つこと数時間。
見ると、Peaches(複数形だけど1人の女性です。)はロビーのカウチに座ってるじゃあ〜りませんか。アンタ!早く回しなさいヨ!
ちなみに横に座っていたのも有名なレズビアン(ダイク)のミュージシャン。名前は失念。

ザック達ははぐれたと思ったらいつの間にか帰ってるし..w
私とAちゃんも、相当眠くなって、結局Peachesが回す前に帰っちゃいました^^;
た〜ん、引っ張り過ぎヨ!


で、帰る前に最上階の8Fへちょいと冒険をしに。

上からロビーを見た図。カウチに座ってるのが、Peaches+仲間達です。


で、ふと途中の階を見下ろすと、廊下で何やら始めちゃってるバカップルがww
(左下にご注目) 
部屋でおやりなさいよ、と思ったけど、ああ、部屋なんて取ってないのね。


それから、日曜日。
昼過ぎくらいに、外がやけに騒がしいなと思って窓から見下ろすと、パレードが!
ああ、St. Patrick's Dayだ!
アイルランドにキリスト教を広めたSt. Patrickの命日を祝うお祭りの日だって。
緑の帽子や服を着た人達がアイリッシュ・バーでビールを飲みまくる日かと思ってた。(まあ実際そうですが..)

Aちゃんを急いで呼び出し(慌てすぎて2人とも薄着で飛びだしちゃった)、家の前の7thアべニューに出ると、緑一色のにぎやかなマーチングバンドが大行進!
マンハッタンでパレードが行われるのは知ってたけど、ブルックリンのパークスロープでもやるなんて知らなかったから、感動もひとしお。
2人で、パレードの最後まで見届けました☆
太鼓の音っていいね♩
あと、行進て、日常生活に取り入れてたまにしたいな。シャキッとするし。
お散歩として、競歩やジョギング代わりに1人で行進したら変かな?
(ま、ここはニューヨークだから大丈夫でしょう。。)



お馬さんのしっぽも緑♩


ニューヨークに来たばかりで、全てが新鮮に映るであろうAちゃんといると、私も色んな物が新鮮で刺激的に見えてくるので、とってもいい感じです。


この「相乗効果」、これからなにが起こるかな〜。(ワクワク)

2009年3月13日金曜日

Mister Lonely /ミスター・ロンリー(映画)



        ハ・フ〜♡


「鉄は、 熱いうちに打て」
「料理は、熱いうちに食え」
「映画は、熱い余韻が冷めないうちに書け」

という事で。(↑今思いついただけですが。)


NETFLIX(日本で言うTSUTAYA DISCASのようなもの)で、かなり前に配送希望リストに入れておいたハーモニー・コリンの新作(と言っても2007年だけど)、「ミスター・ロンリー」がや〜っとやっと手元に届きました。

あらすじを何かの雑誌で読んで以来、もう気になって気になって仕方がなかったんです。
もう、題材がキャッチーで。
その上、「ガンモ」のハーモニー・コリンだなんて。



フランス語も喋れないのにパリで物真似芸人として生きるマイケル・ジャクソンのそっくりさんが、ある日マリリン・モンローのそっくりさんと出会い、マドンナ、エリザベス女王、ジェームス・ディーン等々よりどりみどりの物真似芸人達がコミューン的共同生活を送る古城に誘われます。
そのマリリンは、チャップリンのそっくりさんと結婚していて、2人の子供はシャーリー・テンプルのそっくりさん。チャップリンはマドンナのそっくりさんに浮気してたり...という、想像しただけで笑いながら発狂しそうなストーリーです。


マイケル演じるのは「天国の口、終わりの楽園」(原題:Y tu mamá también/これまた大好きな映画!)のディエゴ・ルナ。「天国の〜」に出てた時はまだ少年で、個人的にはどう見ても共演のガエル・ガルシア・ベルナルがキュートすぎて、ディエゴには何にも感じなかったのですが、このミスター・ロンリーを観てびっくりしました...。スッゴイいい男!♡



まず冒頭で、パリの広場でマイケルの踊りの振りをビシバシッと決めるシーンで爆笑。
っていうか、ディエゴ踊りウマ過ぎ!!
(さすがダーティ・ダンシング主演男優)

元々、マイケル・ジャクソンという存在自体が「ハンパなく才能があるのに笑われ者」的な、切ないイメージがあるので、そのさらに真似をして生きる男、そりゃあもう哀愁が漂ってます。
(私はマイケルを大尊敬してるケド!)

コミューンに集まった芸人達、彼等は純粋でまっすぐで子供っぽくて不器用で、他者としてしか生きられない。それが滑稽なんだけど、同時に哀しくて。



ハリウッドど真ん中の「泣かせ系」映画とか、「セカチュー系」(観てないケド)の映画って、「このツボをこう押したら涙腺ゆるむでショ?」って、こんなに複雑怪奇で星の数ほどもあるハズの人間の心のツボを、たった2、3個くらいに簡略化してる気がして、嫌いなんです。
とはいえ、観たら観たで結構まんまとツボを押されて涙は出るんだけど。それはでも、条件反射に近いというか。後にあまり残らないというか。安い涙の気がする。

個人的には、「グロリア」(オリジナルの、ジーナ・ローランズ主演の方!もちろん。)とか、「狼たちの午後」みたいに、ドライでなんか不器用で、人の目を気にする余裕もなく必死で生きていて、だけども人間味とせつなさがあって、監督じゃなくて「こっちが勝手に」ホロリとする場面を決めるような映画の方が好きだ。

ハーモニー・コリンも、そんな映画を撮れる監督なんだなーと思いました。
こういう映画は、心の宇宙に広がるツボの数が、そうそう数えられるものではないんだよーという事を思い出させてくれるので、私にとってとても大事です。

スケベじじい、チャップリンの物真似芸人役のドニ・ラヴァン(汚れた血/ポンヌフの恋人、等主演の)が気持ち悪くていい味出してます。


ああ、せつないって感情、好きだなあ〜。

トレーラーだけでも、見応え充分..! ヒ〜ッヒ〜♩



ついでに、本家の方も☆
マイコーではこの曲が1番好きだな〜。
Michael Jackson "The way you make me feel"

2009年3月3日火曜日

奇跡の出会い〜友人編〜








春が来たと思った矢先、NYは本日、吹雪なり。



そして今日は日本では、おひなまつり=女の子の日と言う事で、自慢の女友達の事を書きたいと思います。(完全にこじつけですが。。)





Harunaタン...彼女との出会いは、もう10年近く経っているように感じるけど、実は昨年の春でした。(もうすぐ1年ね☆)

学校のトイレの前とかで何度かすれ違っていて、その度に「ま。美人さん♡」と思っていたのですが、彼女も私をいい風に思っていてくれたようです。。

そんなこんなですれ違いが続いたある日、クラスがとうとう一緒になり、喋った所これがまぁ〜気が合う気が合う!

聞けば、B型との事。やはり...。(前出の、高校からの親友ミイちゃんもB型。私自身、ドB型なんです。スイマセン。)



それからと言うもの、話さない日はないんじゃないかと言う程グングンと仲良くなり、今に至ります。(今日はお互い電話がすれ違いましたが...)




最近気がついたのですが、実はニューヨークへ渡る前に、「NYで叶えたい事」を仕事編、恋愛編(叶ってない..)、友人編などに分けて1枚ずつ紙に書いたのですが、その友人編に書いた「こんなお友達できたらいいな」をそのまま現実化したようなのがHarunaだったのです。


「気があって、くだらない事から真剣な事まで何でも話せて、知的で、お酒を一緒に飲めて、お互い好きな時に気兼ねなく呼び出し合えるような、そんなオトナの友達」

さらには紙に書かなかった要素、美人でおしゃれで才能もあると来た!

(私、惚れ込むと周りがヒクくらい褒めちぎるくせがあるんで要注意です。)



才能、そう、彼女はもの凄い才能あふれる、バッグデザイナーなのです。

デザイン、縫製、全て自分の手でやってます。

これについては本人の許可を得てから、あらためてご紹介したいと思います。(早くしたーい!)



そんな彼女が住んでいるのが、これまた超かっこいいロフトin Brooklyn。

お部屋の改築/デザインはこれまた才能あふれる、彼氏で建築家のKスケ氏によるもの。


初めて訪れた時、そのあまりのセンスの良さに「どひ〜!」となりました。

いやー、素敵なカップルだ..。




クリスマスパーティや新年会、BBQやディナーパーティ、本当〜に色々と招いてもらったのですが、文章ではお伝えしきれない、素敵なパーティ/お部屋の様子を、写真でご堪能下さい。





Haruna&K-suke、出会えて本当に良かった。

これからも、どうぞよろしくね〜♩







クリスマスパーティの様子。私、(右から2番目)酔っぱらってます。





同じくクリスマスパーティにて。階段の上のロフトはKスケ兄さんが作ったんです!
どひー!







しまりの無いうすら笑いを浮かべた私と、映像アーティストのクリス。(髪型にご注目)



これは先月のディナーパーティにて。1番右がKスケ兄さん♩



出ました!噂の美女・Harunaタン!料理の腕もプロ級ときた。