2009年6月26日金曜日

Michael Jacksonよ、永遠に!




マイケルが死んじゃった。

ひとつの時代が終わった。

始めてのマイケルの思い出は、小さい頃、家族でWe Are the Worldを見た事。
あれだけスター勢揃いの中で、ひとりだけ「スコーン」と突き出た、透き通るような声。

それから、キャプテンEO。ディズニーランドで1番好きだった。

最後の方は整形やら裁判やらで、散々な叩かれようだったけど、人って1度でもキラキラと輝いた時があれば、それって凄い事だと思う。本当に輝いてたもの。あの声、あの神な動き。

今朝もipodで聞いてた、The way you make me feel.

同じ時代に生まれて来て良かった。
同じ時代を生きるって、同じ空気を吸ってることって、意識・無意識かんけいなく、知人・他人かんけいなく、自分の細胞に、個人的な記憶としてインプットされると私は思うから。

こういう、ハレー彗星みたいなスターって、もう中々出てこないんだろうね。


おやすみなさい、マイケル。
おつかれさま。



"We Are the World"


"Wanna be Startin' Something' "

"Another Part of Me"



New York Timesのウェブ版。


2009年6月9日火曜日

David Bryne@Prospect Park!!

行って来ました!!!!!!
詳しくは、追って!!!!(ごめん、取り急ぎ興奮をお伝えしたくて。。)

2009年6月5日金曜日

We Real Cool


更新、3日以内と言いつつ、全然せずにスミマセン。

その間、転職したり、お金が空から降って来たり、瓦礫が降って来たり、海へ行ったり、時空を超えそうになったり、まぁ色んなことがありましたので、ノンフィクション/写真付きで追々UPして行きたいと思いますm(_ _)m


今日、もぎたてフレッシュな話題として...
通っている学校で、ポエトリー(詩)のクラスを取っているのですが、今日は心惹かれる詩を学んだので、ご紹介したいと思います。

まずは、原文を。


We Real Cool
The Pool Players.
Seven at the Golden Shovel.
by  Gwendolyn Brooks


We Real Cool.  We
Left school.  We

Lurk late.  We
Strike straight.  We

Sing sin. We
Thin gin. We

Jazz June. We
Die soon.


先入観なしで黙読した時の感想は、なんでWeが行の終わりに来てるんだろう、って事でした。
その後、作者自らの朗読のテープを聞いて...ぶっとびました!
Weが頭ではなく、行の終わりにあることによって、軽快で/口笛を吹いているようなリズムになり、なんだか若者達が自分達をクールに見せようと背伸びしている様子まで浮かぶのです。
まるでゴスペルを聞いているようにも感じます。
(実際に、作者Gwendolyn Brooksはカンザス生まれの黒人女性との事でした。)

シンプルで短いながらも、彼女がとある日の午後に見かけた、学校をサボってビリヤード場(もしくはバー)に溜まってる若者達の心情を、なんとも上手く描いていると感じました。
若い頃特有の、生き急いでいる様子に儚さも感じる。(そして、少ーしだけ身に覚えあり、笑)



こちらで本物の朗読をドウゾ☆
(はじめの方は作詩したいきさつ等の説明から入り、朗読は最後の最後の方です。)
"We Real Cool"(クリックでリンクへ)

2009年5月19日火曜日

読んで下さっている皆さんへ


すごく、すご〜くネタが溜まってるのですが、先週から多忙になったと共に風邪(まさか...)をひいたので、更新がなかなかできましぇん。。
3日以内にあんな話こんな話をお届けできるかと思いますので、その頃また覗きに来て下さい!

それでは、風邪に気をつけて。

Creamy Emi

2009年5月10日日曜日

荒井良二さん



日本に居た時はそうでもないのに、ニューヨークに来てハマっているものの1つに、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」をYoutubeで見る事、がある。

親友のHarunaも偶然同じ時にハマっていて、お互い「あのプロフェッショナル、良かったよ〜」などと教えあったり。
(私の最近のヒットは農家・古野隆雄さん)

今、目の中に猫の毛がどこからか入って、アレルギー性結膜炎になっていて(こっちのランドリーは共有なので、前に使った人が猫を飼ってたんだと思う。)、しなくてはならないことが中々はかどらず、もどかしくなった。そんな時は、「プロフェッショナル」を見る!

今日は絵本作家の荒井良二さんの回を見た。
岡本太郎も言っていたように、純粋に、心から楽しむ気持ちで絵を描くのって、難しい。
どうしても上手くみせよう、とか、意味を持たせよう、とか思ってしまう。
大人になればなるほど。

荒井良二さんの絵と、絵の描き方を見て、忘れていた大事なことを思い出した。
そして、無性に絵が描きたくなった。

荒井さんの公式ホームページを見ていて、またささやかな発見が!
私の大好きな小説「ぼくの小鳥ちゃん」(江國香織 著)の挿絵も荒井さんによるものだったとは!

こうやってある日、何かと何かが繋がるような発見は、うれしい。



2009年5月8日金曜日

MOSDO!?







"MOSDO"



モスとミスドのコラボレーション!ですって。

ネットのニュースで知りました☆

ドーナツを使った甘いバーガーかあ。。



アレを思い出したのは、私だけ...?



エブリバーガー♡


「はこをあけると、おもしろダジャレメニュー
がついている!」らしい。。(うっとり)


日本のこういうトコロ、可愛くって好き。

と、ニューヨークに来ると日本の良さを思い出し、

日本へ戻るとニューヨークの良さが

懐かしくなるモンなのよね。

うん、そういうものらしい。

ああ、それとは別に、昔から、

食べ物アートに弱いのです。

食品サンプルとかね。

POPでB級でファンシーなものに弱い。


2009年5月6日水曜日

I can be your Fag Hag



ゲイの友人、Z君から"For you"と送られてきたYou tubeビデオ。

Lily Allenというミュージシャンの曲で、題名は"Fag Hag"。

Fag Hagとは、ゲイとつるむのが好きな女、つまり「おこげ」のこと。

つまり、私とかHarunaのような。。

軽くてポップな曲調に乗せた、的を得た歌詞に爆笑!



これは変ちくりんな素人アニメver.だけど、下手すぎてカワイイw



ちょっと訳してみました。


Lily Allen "Fag Hag"


I like apple pie
私はアップルパイが好き

And you like banoffee
あなたはBanoffeeが好きね
(Banoffee=イギリス英語でバナナ・パイのこと。つまり...)

We both love shopping for furniture
私たち、家具をみるのが大好きよね

And meeting for coffee
あと、お茶するのもね

We pretend we're into art galleries
なんか賢くなった気分になるから、

'Cause it makes us feel clever
アートギャラリーに夢中なフリしちゃうのよね

We're both in our element when we're on our knees
お互い いつだって ひざまずけば

Whatever the weather
本領発揮よね(意訳ですが、多分アレの事..?)

I could be your fag hag
あなたのFag Hagになってあげるから

And you could be my gay
あなた私のゲイになってね

I'll never make you feel sad
一緒に遊ぶとき

When you come out to play
絶対淋しい思いさせたりしないわ

We don't give a fuck
私たち 他の人がどう思ってるかなんて

What people are thinking
全く気にしないよね

I know you'll always look out for me
一緒に飲みに行くときは

When we go out drinking
いつも(変な虫がつかないように)見張っててくれるよね

I can ask you things I can't ask anyone
他の誰にも聞けない事も あなたには聞ける

And you'll give me direction
そして答えに導いてくれる

Apart from me, you're the only other person I know
私以外では、

Who reads the travel section
あなたが旅行欄をチェックする唯一の人よ

I could be your fag hag
あなたのFag Hagになってもいいわ

And you could be my gay
そしてあなたは私のゲイになるの

I'll never make you feel sad
一緒に遊びに行くときは

When you come out to play
絶対悲しませたりしないから(以下、リピート)




もう歌えますw

ノリノリで口ずさみながらふと頭をよぎった思い:

えと...そろそろ恋したいんですけど。

ブルックリンで、魚になる



今日は出かける時、小雨だったので傘を持たないで出たら、

帰りはまんまと土砂降りだった。

ここまで濡れると、もうどうにでもなれという気分になって、面白い。

そしてなぜか、町全体が海というか、磯というか、潮っぽい匂いがした。

マンハッタンはそんなことなかったのに、ブルックリンだけ。

日本で勤めていた頃、会社が銀座の辺りだったのだが、

遅くまで働いて会社を出ると、たまに中央通りを吹き抜ける風が

フワっと潮の匂いを運んで来るのが好きだった。

何か、無性に胸がざわめくような。

そのまま、潮の匂いに導かれて、

ひとり晴海埠頭行きのバスに乗ってしまったこともある。

潮の匂いをかぎながら、

そんな事を思い出しつつ夜道をずぶ濡れになって歩いていると、

ちょっぴり魚になったキブン。

ブルックリンは今夜、深い海の底。



なんて。

2009年5月5日火曜日

おふう




今日、雨のブライアント・パークを歩いている時、

ふと、子供の頃に父にプレゼントしてもらった「おふう」という

白いフクロウのぬいぐるみの事を思い出した。

ずっと埋もれていた記憶。

あけなかっただけで、私の頭の中の引き出しに確実に存在する記憶。

白くて、ふわふわで、お腹がすごくやわらかくて、足はピンク色のおふう。

もらった時、もの凄く嬉しかったのを思い出す。

私の隠れ(バレバレだけど)ファンシー好きって、

おふうが原点だったのかしら。




あまりにも懐かしかったから、描いてみた。




また何年後かに、引き出しあけてみよう。

2009年5月4日月曜日

Throbbing Gristle@Brooklyn Masonic Temple




Brooklyn Masonic Temple






会場内。前方左にハゲ頭光る。



泣く子も黙る、ジェネシス・P様。なんだか凄いでショ?




変な顔を作るBoとJason


4月28日火曜日。

元同僚のBoとJasonに誘われ、Throbbing Gristleというカルト的人気を誇る、インダストリアル・ミュージックの生みの親と言われているバンドのライブへ。

せっかく「今」New Yorkに居るので、食費やお洋服代(欲しいけど〜!)などはケチっても、さまざまな「体験費」はなるべくケチらないようにしている。

元職場は、ボスを含め全員音楽オタク的な所があって、働いてた間、英語と活版印刷はもちろんのこと、音楽の知識もかなり広がった。

去年、衝撃を受けてハマった伝説のバンド"Silver Apples"も、ボスのPeterが持ってたCDを仕事中に勝手にかけたことから知ったし。(ラッキーな事に、Silver Applesのライブへは去年だけで2回も行けました!貴重な体験。)
職場から退いた今でも、こうして何かあると誘ってくれる。いい仲間達。

今回は、オープニング・アクトが私の好きな"Suicide"のメンバー、Alan Vegaだと言うのを知って、Boが誘ってくれたのです。
私はThrobbing Gristleは知らなかったけど、Alan Vegaが前座という位なら、同じ系統かなと思ったし、知らないものは知りたい性質なので、二つ返事で「行く!」って。

会場は、うちから歩いても行ける、Clinton HillというエリアにあるBrooklyn Masonic Templeという所。Templeというだけあって、地下ではボランティアのおばちゃん達が、「アルデンテって何かしら?」風の自家製ミートボール・スパゲティを売ってたりして、面白かった。(売り上げはDonateされる模様)
Bo、そのスパを見て、"Eww.."(まずそっ!)って。失礼なww

結局、Alan Vegaはアクシデントの為、来ず、代わりの前座がプレイ。
ああ、残念!代わりのバンドは好みじゃなかったので、1人でトイレに行ったりして時間をつぶす。
ブラブラして、戻ると、ちょうどメインアクトが始まる所。

知らなかったんですが、このThrobbing Gristleというバンドのボーカル、ジェネシス・P様は、おばちゃんに見えて、トランスジェンダーの元男性!(正確には、豊胸はしたけど、"取って"はいないらしい..)もう、それだけで充分エキセントリック!

身長約190cmのJasonはいいとして、私は前が全く見えないので、ステージの前の真ん中の方から横の方に移動。

このバンド、1975年にイギリスで結成されたらしいんだけど、それだけあって、本当に熱狂的なファンは、パッと見、50才以上の方でした。その中でも、オール白髪のおじちゃんがMoshingしはじめたのには、若干ヒキつつも畏敬の念..。ガードマンに阻止されてたケドww

肝心の音は、スピーカーのど真ん前にいたのもあるかも知れないけど、
体感としては、まるで、

「うなぎかヘビが足先から入ってきて、体の中でグネグネ脈打ってる」

ような感じ!
(そう言えば、バンド名"Throbbing Gristle"も「脈打つ軟骨」という意味で、男の人の◯◯隠語らしい。。)

狂気すれすれのようなボーカル(ビジュアルも含めw)と共に、

「グワングワン」「ヴヴヴヴ」「ミョンミョンミョン」

みたいな音で、陶酔状態。「実験よ」といって演奏した新曲も、ほんとにExperimentalで素晴らしかった。そして、長年(途中で解散もしたらしいけど)連れ添って酸いも甘いも一緒に経験してきた人達だけが醸し出せる「何か」がありました。

これは、観に行って良かった。。

そうそう、オマケとして、10年前にNYに1年間居た頃によく一緒に遊んだ友人Siri(元United Bambooのデザイナー)そっくりな人を発見!「似ってるな〜!」と思ったけど、向こうは2階席だったし、BoとJasonを待たせたら悪いと思って声をかけずに帰ってしまった。
でも、帰宅後気になって、Face Bookで確認すると、やはり彼でした。「なーんで声かけなかったの〜!」って。まあ、また会えるもんネ。

帰りは、春の夜道を3人で歩きながら、うちの近くの行きつけの気取らないバーへ。
オープンテラスで1杯ずつだけ生ビールを飲みながら、ライブの感想と、近況報告とくだらない冗談を。
そして、悪いからいいと言うのに、家の前までいつも送ってくれる。


う〜ん、やっぱり経験と仲間は何にも代え難いな〜、と、めずらしくまっすぐな事を思ったのでした。(Harunaたん曰く、私も彼女も基本的に「まっすぐにネジくれてる性格」なので)



もうアレ、言っちゃっていいスか?



プ、"Priceless"



...キャ!  ( ´艸`)


2009年4月27日月曜日

IHOPの旅...転じてBoerum Hill散策




昨日の土曜日は、ルームメイトのAkiちゃんがIHOP(アイホップ)へパンケーキを食べに行きたいというので、面白そうと思い、ついて行く事にした。IHOPって、デニーズみたいなファミリーレストランで、ちょっと前までは日本にもあったらしい。
Akiちゃんはティーンの頃、近所にIHOPがあったらしく、日本から撤退してしまった今、IHOPに並々ならぬ郷愁を感じているようだった。私は、行った事ないけど、CMでみて「なんか、日本の純喫茶寄りのファミレスみたい」とそそられていた。

住んでいるパークスロープというエリアからだと、1番近いのがDekalb Avenueと言って、少し黒人率が高いエリアにある店舗。
天気も最高だし、Google Mapをプリントアウトして、歩いて行く事にした。

Let's go to the HOP!ってなワケで。



しかしまあ、ニューヨークはこの週末で急に夏みたいな暑さになりました!
光が白い。春はどこへ行ったの...?というか春、とばしてませんか?(まだこれからお花見予定なんですが)

7th Avenue沿いをAtlantic Avenue方面に歩き、IHOPを目指しつつも、途中いろんなものに目を奪われる。


BAMって何かと思ったら、Brooklyn Academy of Musicなんですねー。



炎のように咲いている、赤い赤いチューリップ。



出た!!10年前、ブロンクスで見て衝撃を受けた、"ケネディ"フライドチキン!
ここにもあったか..。
「星の王子NYへ行く」の中の、McDonaldのパクり、McDowellを思い出してニンマリ。



このエリアは赤・青・白の組み合わせが多い気がした


そして、いよいよIHOP到着!



かわいいロゴ♡

ところが、なんとIHOPの前に大行列が!覗いてみると、家族連れの黒人達でぎっしり。
「週末はファミリーでIHOP」が定番なのだろうか。
圧倒されつつ、「まあ...並ばないよね?」という事で一致し、すごすごと退散。でもまあ、ここまでで充分面白かったんです。IHOPを求めて三千里(全然もっと近いけど)みたいな、たわいもない目的を持って冒険するのって、全然嫌いじゃない。Harold&Kumar Go to White Castleっていう、主人公2人がこれまたチェーン店のホワイト・キャッスル(小さくて四角いバーガーでおなじみ)を求めて1日中旅するメチャメチャ面白い(くだらない)映画があるんですが、そんなノリで面白かった。

ところが...ここからがさらに面白かったのです。

実はもう1件、とあるブログ(どのブログか失念。お礼を言いたいです。)で知り、目をつけておいた中東系のレストランがあったので、そちら方面にブラブラ歩いて行くと、な〜んか気になるお店が並ぶ通りが目に飛び込んできたのです。
2人して「ね、ちょっとあっち行ってみない...?」という感じで何気なく散策し始めた通りが、目眩がするほど素敵なお店でいっぱいだったのです。

シュールな品揃えのアンティーク屋さん、雑貨屋さん、ちょっと退廃的でオフビートな独特の世界観を醸しているメンズ向けの服・小物屋さん、小さくてかわいいレストラン、いい感じのお花屋さん、すごく狭いけど知的なディスプレイ&セレクションのワイン屋さん、等々、夢のようなお店がいっぱい!

このエリア、近年話題のBOCOCA(Boerum Hill, Cobbie Hill, Carroll Gardens)のBoerum Hillらしい。聞いてはいたけど、家からも歩いて行けるなんて...。まだまだ未開拓の場所がいっぱいだ!

興奮しつつ、可愛らしい店構えとインテリアのBlue Marbleというアイスクリーム屋さんに入りました。

タンジェリンのソルベ、さわやかに舌に溶けて美味しかった。

さらに歩いた後、お腹が空いたので、調べておいた中東系のレストランBedouin Tentに入る。こんな完ぺきに晴れた日は、もちろん中庭へ!

情報もとのブログで紹介されていたドライトマトのPitza(ピタパンの生地で出来たピザ)をほおばると...あ〜ん美味しい♡

噛む程甘いドライトマトととろけるチーズのハーモニー。サイドには好物のビーツのサラダ(2人でもミニで充分でした)。

甘くないミントティーでのどを潤しながら、小さな水場で水浴びをするスズメを眺める。鳥ってあんなにかわいいんだ。チュピチュピと、まるい頭と羽根を動かして、せわしない。

外に出て、またAtlantic Avenue駅方面へ歩くと、イスラム系の衣装&お香屋さんが数件あって、これまた怪しく、面白い。

ああ。家から歩ける距離で、まだまだ知らない世界があったなんて。

これだから、散策はやめられない。
ガイドブックで事前に調べて行くお店巡りも楽しいけど、勘を頼りに「あっち行ってみようか」と足で歩いて路地裏やお店を発見する興奮には到底勝てないだろう。


ニューヨークに居られる間、自分の足でこの街を歩き倒そうと決めた。


2009年4月23日木曜日

向田邦子の血液型




去年の夏、マンハッタンのミッドタウンにある旭屋書店で「向田邦子の手料理」という本を買ったんです。向田邦子の本は「眠る盃」とか、文庫本は昔から実家にあったけども、他のものはちゃんと読んだ事はなくて。
(私はたとえば澁澤龍彦の書いた本を読む前に「澁澤竜彦のイタリア紀行」とかを読んじゃう人なので、伝記とか作家の人となりが垣間みられるエッセイが好きなのかもしれない。)

これは、彼女の飛行機墜落死後に、大の食いしん坊で美食家で料理好きの向田邦子が残した生前のレシピを妹の和子さんがまとめあげたものなんだけど、ただのレシピ本としてじゃなくて、その料理にまつわるエピソードがとっても面白いの。

私は見た事がないけど(生まれる前だったから...)、彼女が手がけた「寺内貫太郎一家」っていうドラマの脚本では、毎回、みえなくてもちゃんと家族が囲む食卓の献立内容まで事細かに書いていたらしい。それだけ、「ごはん」が人にもたらす影響とか、あたたか味とかを熟知してた人なんだろうなぁと思いました。

この本、一気には読まず、宝物みたいに、キッチンでひと休みする時とかに楽しみに立ち読んでたんですが、昨日またページをめくってみたら、改めて本当に素敵な人だなあとしみじみ思って。
で、なんとなく血液型を調べてみたら、、、私と同じB型!!!おぉ〜、なんか妙に嬉しい...!(まーた調子乗っちゃうよ、コレ)

ひとしきり小さな嬉しさを噛み締めた後、写真をみながら、今もし生きていたらもう80才を越してるのかぁ、なんて考えだしたら、急に今80才を越してる私のおばあちゃんを思い出して、なんだか、私が小さかった頃はおばあちゃんまだこの写真の中の向田邦子と同じ50才くらいだったのか、とか、あの頃は豪快な笑い顔とか向田邦子に似てたんじゃない?とか思い始めて、涙がポロリ。

というのも、うちのおばあちゃんは、息子(父の弟)と夫だったおじいちゃんを続けて亡くしてから、私がもの心付いた頃からずっと、私達家族と二世帯で暮らしてたんですが(私は今ニューヨークで、姉は一人暮らしだけど)、息子に先に逝かれた悲しみをずっと断ち切れないせいか、年を重ねるごとに偏屈・卑屈で典型的な、人に疎まれるような性格になっていってしまったんです。一緒に暮らしている方はかなり大変で。。 といっても、1番大変だったのは(いまも昔も)母だと思いますが。

とにかく、おばあちゃんと言えば正直、家族のメンバーそれぞれが接し方に頭を悩ませてしまう存在なのです。

だけど。
たまに、たまーに、全然関係ないハズの所で何故かふと、おばあちゃんが重ね合わせられて、「今はあんなだけど、昔はこんな笑顔の時あったんだなー」と思うんです。今回はそれが向田邦子のレシピ本、その中の彼女の笑顔の写真でした。

おばあちゃんを美化するつもりはないけども、こうしてふとした瞬間に、「こういう人」って決めつけたり、もう思い込んでた人を、そういえば、なんでそうなっちゃったんだろうって考えるのって大事だなと思いました。だって、誰だって、そして自分だってそうなる可能性あるし...。だからって、なんでも許そうよっていうんじゃなくて、ただその原因を想像してみるだけでもいいって思うんですけどネ。


って...アレ?

「向田邦子もB型だったんだゼ」自慢の記事にするつもりが...ナゼ?
(書いてる内に、なんだかおばあちゃんの事もどうしても書きたくなっちゃって)




明日は「眠る盃」以外を探しに、紀伊国屋へ出向こう。


2009年4月12日日曜日

JENNY HOLZER展@WHITNEY MUSEUM



金曜日の18時から21時までは入館料が任意料金(タダ〜いくらでも)ということで、ホイットニー美術館に行ってきました、Akiちゃん(ルームメイト)と。

ホイットニー、ちょうど1年前位に、大好きなEdward Hopperの絵を見に来て以来。
とくに下調べをせずに行ったんだけど、大当たりでした。

常設の他に、Jenny Holzerというアーティストの展示がやっていて、LEDを使った電光掲示板のようなインスタレーションと、大きなキャンバスにシルクスクリーンで文書をプリントした作品群の2部構成。


LEDの方は、圧倒されるような大きさのものや、文字の流れる速度の違いで面白い視覚効果をもっているものまで、実に色々とあった。読むと、政治的な言葉や人間への警告的なメッセージがほとんどだった。読まないで、焦点をあわせないで見ると、動く歩道に乗っているような、不思議な感覚。うーん、面白い。
見えにくいのに、裏面までちゃんと違う文字が流れていた。(マメだなー、と思った)


LEDの方も良かったけど、個人的にはシルクスクリーンの方が、身震いする程カッコ良く感じた。結構大きめの白やアイボリーのキャンバスに、FAXで送られたような文書がそのままプリントしてあり、私は内容は読まず、その発想とビジュアルのカッコ良さに単純に「参りました!」だったんだけど、後で調べてみるとかなり凄い、政治的なコンセプトだったことが判明。

なにやら、全ての作品で、文書のところどころがペンで消されていたので、個人情報の何かだろうってことは感付いてたんだけど。。







塗りつぶし過ぎでしょ...

ホイットニー美術館サイトの説明を読むと、これらは非政府の団体"National Security Archive"などから集められた、アメリカ政府のイラク戦争時の機密解除された文書とのこと。
そして、ところどころ黒い部分は、機密解除の際にアメリカ政府によって、塗りつぶされた情報らしい。

これを作品にする際、Holzerは塗りつぶされた部分も含め、「そのまんま再現すること」にこだわったとのこと。

その中にはアメリカ軍からホワイトハウスへ送られた、イラク侵略の作戦/計画のパワーポイントによるプレゼン資料や、罪に問われたアメリカ軍の人員のハンドプリント(手紋)もあって、どれもこれも、政府によって黒く塗りつぶされている箇所があっちこっちに。

ふ〜ん、こういう内容だったのか。
アートとして見てもカッコ良かったけど、コンセプトを知るとまた別の見方になる。
じーっと読み込んでる人が多かったけど、こういうことだったのか。
また行かなくては...。(今度は読みこみに。)
でも、やっぱり「アート」としてまずビジュアルもカッコ良かったのが凄いと思った。
コンセプトがしっかり素晴らしくても、カッコ悪かったらだめだし。
逆でも弱いし。両方できてるって、凄いなぁ。


5月31日までですってヨ、奥さん!


あ、ちなみにケニー・シャーフのラリラリ風の絵も良かったなー。

2009年4月10日金曜日

私を刺激するもの



今日は授業中にお腹がどよんと鈍く痛くなったが、なんとか持ちこたえた。
その後、どうしても谷川俊太郎の、まだ読んだ事のない詩が読みたくなって、紀伊国屋書店へ。

「ぺ」という本と、「詩ってなんだろう」という本を立ち読む。(いずれも谷川俊太郎著)


私、約10年程前になぜだか流行ったミツル(326と書いたっけ。私の誕生日と同じ!やめてほしい。。)とか、ああいう「当たり前の/前向きな/偽善的な/優しさ」みたいなものを主張してる詩って昔から生理的に大ッ嫌いなんだけど、谷川俊太郎のような、私達が日常で使っている見慣れた言葉の意味を解いてほぐして、自由自在に再構築して、言葉と言葉の間に漂う空気で、読者に自由に全く新しい印象や想像させる、そんな詩人は大好きだ。
自分に酔ってもいないし、偉ぶってもいない。難しい言葉も、使わない。きれいな言葉だけを並べるわけでもない。むしろ、時には汚い(とされている)言葉も、使う。と、いうよりも、言葉の階級制度を無くしているって感じ。今流行ってるじゃない?「美しい言葉だけを使いましょう」って感じのムーブメント。あれって、言葉を差別してるじゃん、と思う。
「ですわ」は美しくて「だっぺ」は汚いのか。「香り」の方が「匂い」より格上なのか。
使う人の内面次第だと思うケドな。


とにかく、言葉って色んな可能性があるんだな、と思い出させられる。


そうそう、スピッツの草野マサムネの書く詩の世界観も、大好きだ。
(特に昔の「ウサギのバイク」「ウメボシ」とか。)

と、そんなことを考えながら、


文庫コーナーを、宮沢賢治の「注文の多い料理店」てどんなだっけ、とこれまた立ち読んだり、ビジネス書コーナーも流したりして(今回はひっかかるもの、まったく無し)、閉店の時間になり追い出された。


日本でも、ニューヨークでも、本屋にいると時を忘れてしまう。かといって、本の虫な訳でもなく、売れ筋や代表作、大作も網羅しているわけでもなく、レビューも読まずにピンときた本だけを買うから、かなり偏っていると思う。


とにかく、今日気付いたことは、今、私に刺激を与えてくれるのは「詩」だってこと。


メモとして、今欲しい本は...
(「今」欲しい本なので明日には変わるかもだけど。)
・谷川俊太郎「ぺ」「詩ってなんだろう」
・銀色夏生「つれづれノート・15」
・モンゴメリ「赤毛のアン・アンの愛情」
・まどみちおの詩集(Mamiちゃんの影響により)

といったところかな。
(ほとんどもう、立ち読みしちゃったんだけど^^;)


こう並べてみると、きっと私は今右脳を刺激したいのだろうなと思う。
そんなラインナップだ。(ひと月前に紀伊国屋やブックオフに行ったときは、いわゆる"勝間本"などのビジネス書を買い込んでいた。読んで、ほとんど売っちゃったけど... )

みなさんは今、満月の下、何を読んでいるのでしょうか。
(そういえば、オススメってあんまりする事もされる事もしないけど、人の本棚を見るのは大好きだ。)




谷川俊太郎 「夜のミッキーマウス」


夜のミッキーマウスは

昼間より難解だ

むしろおずおずとトーストをかじり

地下の水路を散策する

けれどいつの日か

彼もこの世の見せる

陽気なほほえみから逃げて

真実の鼠に戻るだろう

それが苦しいことか

喜ばしいことか

知るすべはない

彼はしぶしぶ出発する

理想のエダムチーズの幻影に惑わされ

四丁目から南大通へ

やがてはホーチミン市の路地へと

子孫をふりまきながら歩いて行き

ついには不死のイメージを獲得する

その原型はすでに

古今東西の猫の網膜に

3Dで圧縮記録されていたのだが

2009年4月9日木曜日

ワンタン、ギョーザになるの巻


一昨日JASマート(ニューヨークにある日系食材店)に寄ったとき、餃子の皮がお得だったので買った。

それを家に持ち帰り、キッチンで意気揚々と餃子のレシピを読んだりしていた所、ルームメイトのAkiちゃんがひと言。「それ、ワンタンの皮じゃん」

まったく、Akiちゃんたら何を言ってるのだろうと思ったが、見ると確かに「ワンタン」と書いてある。

それも、赤い字で、デカデカと。

...

スーパーで手に取った時も、完全に頭は「餃子」を焼く音/片栗粉でつける羽まで鮮明に映像化していた。
家に帰ってからも、「ワンタン」と書かれたパッケージを眺めながらもなお「ギョーザ」と変換する思い込みの凄さ。

この能力を何かに活かせないだろうか。(アイディア、絶賛募集中!)

ワンタンの皮をギョーザの皮として扱って焼いたら、薄い為に破れるだろうというAkiちゃんの冷静な指摘の元、ワンタンの皮を水で2枚重ねにして、そこからギョーザの皮として扱うことにした。労力2倍!


皮が四角いので、そこから三角のギョーザっぽい形にしようとすると、折り紙のカブトみたいな形になるんです。(わかる?)
途中で同じ形を作るのに飽きたので(B型の特徴)、巾着型、♡型(一個で頓挫)なんかも試してみた。

無事、大量のワンタン2枚重ねギョーザを包み終えた時にはけっこうクタクタ。

焼き餃子(羽根付き♡)と、中華スープで水餃子と、両方作ってみたけど、どっちもイケました。
実験として、オリジナルの1枚皮のも投入したら、こちらはやっぱり水餃子が美味しかったです。(ワンタンだから当たり前か。)



ちなみに、ワンタンの皮とギョーザの皮の違いは、基本的に素材は同じで、ワンタンの方が薄く伸ばされていること、ギョーザが丸いのに対してワンタンの方は四角いという点のようです。...って、え?コレもしかして常識!??



水餃子を作っている時、口ずさんだ鼻歌↓

吉田美奈子「チャイニーズ・スープ」




2009年4月7日火曜日

Big 30th Birthday Bash! パート3(最終回)



いや〜、お・待・た・せっ!(...っておーい、誰かいますかー)
引っぱりまくったBirthday Bashのご報告第3弾こと、最終回デス!

30才の誕生日ということで、仲良しの友人とのこじんまりディナーもいいケド、しばらくぶりの友人多数を呼んでのどんちゃん騒ぎも捨て難い...と思い、欲張って両方を取り入れた企画をしました。(ええ、自分で)

ディナーは、私の特別な日の行きつけになった、West Villageにあるフレンチ・アメリカンのレストラン、Cafe Clunyで。決めたのが3日前で、無理かなと思ったのですが、金曜夜にも関わらずラッキーなことに8時に予約が取れました。
ルームメイトのAkiちゃんは、なんと着物で来てくれたの!

ここはお料理もさることながら、サービスもとても感じが良いんです。
そしてイエローっぽく落ち着いた照明と、ロマンティックなインテリアがとってもツボなんです。奥のお部屋の天井にへばりついている、巨大な蜘蛛のオブジェだけは謎ですが。。^^;


アペタイザーでは、ガーリックソースたっぷりのSauted calamariが絶品!バゲットでしつこくソースを拭うほど。。
そしてメインは、私はAll Natural NY Strip "Steak Frites"をミディアム・レアで頼み、こちらもガーリックバターたっぷりで肉汁が滴るやわらか&ジューシーさ!
お喋りに夢中で、写真がなくてごめんなすって。

私が席を外している間に、気の利く友人達がキャンドルを立てたケーキを手配してくれていて、大感動!チョコレートケーキ、ファッジが利いてて美味しかったなあ〜。
私を含め、8人中3人はゲイ、2人はカップル(H&K)、3人は最近あったばかりなのに意気投合の女子という組み合わせで、とっっても楽しかったです。
皆様ほんとうに、ごちそう様でした!!!ありがとう!!





Cafe Clunyの前でパチリ☆(撮影:Sちゃん)


その後、メール送信用のフライヤーまで用意する張り切りっぷりの2次会を、これまたすぐ近くのFat Catでやりました。


こんなフライヤー♩

ここは、元ルームメイトのK子が教えてくれた、最高に楽しいお店♩
小さい入り口からは想像つかないほど広い店内が、階下に広がっています。
バーはもちろん、卓球、ビリヤード、チェス、エアホッケー等々のゲームが遊べる真横で、なんとジャズの生演奏が!ボールが飛ぶので、ネット越しで(笑)。
週末は混んでいますが、平日は丁度良く空いていて、K子とビールを飲みつつカウチでジャズをうっとり聞いたこともありました。初めて連れてきてもらった時は、気取りが全然なくて、むしろもの凄くカジュアルな場所なのに本格ジャズが惜しみなくプレイされてる、そんな空気に「ああNYって!」と感動しました。

今回は、予約はせず、10PMから1AMの間まで遊んでるから、皆その間に来てちょうだいっ。という風に呼びかけた所、沢山の懐かしい顔ぶれが駆けつけてくれました。

気付けばあるグループはテーブルでScrabble(文字並べゲーム)に熱中してたり、ある友人達は卓球を始めたり。卓球といえば、私が唯一「人並みに」出来る(と信じてる)スポーツなので、もちろんラケットを握りました。打ち返す時に、古今東西やしり取りを絡ませると、グダグダになって面白いので是非、おためしください。
その後、ビリヤードへ。私の奇跡的な下手さに皆さん大失笑w ドンマイ私。

と、本当に楽しく幸せに30才を迎える事が出来ました!
しかも、幹事が自分(実際には皆にたくさん助けられましたが)だったせいか、飲み過ぎるというヘマもせず。翌朝も気持ち良く目覚める事が出来ました^^


さあ三十路。これからの10年、たっぷり謳歌したいと思います!


P.S.あの晩の写真をもっと持っている方がいましたら、送って下さいませ☆




2009年4月4日土曜日

Big 30th Birthday Bash! パート2



ルームメイトのAkiちゃんからはこんなプレゼント!!

わ!私の大好きなクリマミのラッピング!よく見ると私の名前も入ってる!手作りだ〜


開けるとこんなものが!!

キャー!気になってた2カラットマグカップ〜!心のツボどストライク!
(ネイルが同じなのは偶然であります)


さらに開けると...

ピカーン☆

マグカップを持つと、ダイヤの指輪を嵌めているように見えるのだ〜!
ああしゅてき。リングの台座も本物のそれに似せてあって、高ポイント。
こういう、トンチの利いた物って大好きなんです、昔から!
Akiちゃん、ありがとう!


で、、、Birthday Bashこと、盛り上がった誕生会の報告もしようと思ったのですが、ここまで書いて大層眠くなってしまったので、パート3へと続くことにしました!(引っぱり過ぎ〜!)

だってね、Bloggerってなにやら、ややこしいの..やっぱりExciteブログにすれば良かったかも!と思い始めた今日この頃です。

2009年4月3日金曜日

Big 30th Birthday Bash! パート1


またまた更新が滞ってしまってごめんチャイナ^0^

先週は、とうとう噂のMI-SO-JIになりました!

...なってしまうと、スッキリするものですね。
まだ、20才から10年も経ったなんて実感が湧かないですが。。


誕生日当日は、マブ友、Harunaと、2人とも初のロックフェラーセンターのTOP OF THE ROCKという展望台に上って「摩天楼を一望しつつ気持ちを新たにする」計画をするも、雨によりむなしく延期へ。

私「じゃあさ、中華しな〜い?」Hたん「うんっ」と5秒で予定変更、姉がNYで働いていた頃に行きつけだったDan Dan Noodleこと担々麺の美味しい中華料理屋、"Wu Liang Ye"へ。

紹興酒を瓶(壷?)で頼み、待つ間、Harunaたんにプレゼントを渡される。
ガムテープでグルッグル巻きの箱、悪戦苦闘しながらあけようとしている私を見て、Hたん楽しそうにニヤニヤ(!)。先生、いじめっ子がいまーす!!
やっとこさこじ開けたらまあ、それはそれは素敵なゴールドのリボン型ベルトが!
あまりの完成度に「うわ〜〜!どこで買ったの!?」と問うも、「えっ?作ったんだよー!!」って。
...そうだった、Hたんはプロのバッグデザイナーだったのでした。。
だって、「手作り」なんて思えない位高級感があったんだもの!
前日にジーパンのサイズを聞いてきたのはその為だったのね〜!ああ、嬉しい><

紹興酒を一本開け(お勘定が確実に間違ってるとしか思えない安さでした。。誕生日価格?)、ホロ酔いでタイムズスクウェア方面にブラブラ。
普段、ぜんっぜん行かないエリアって、新鮮だね!
その後、ベタ中のベタすぎて名前を言えないお店(あそこですよ、あそこ。)にシャレで入り、ビール一杯ずつ。来ているお客さん(確実に観光客)を鑑賞しながらペチャクチャ。
どんな場所でも変わらず楽しい会話ができるって最高よね。


そのベタベタ有名店のロビーに展示されているキング・オブ・ポップM.Jの衣装。
靴下の庶民ぽさに夢を玉砕されます。。

とってもとても楽しいお誕生日でした。Harunaたん、ありがとうね^^

<後日談>
結局、Top of the Rockへは3/31の火曜日の夜に行きました。
ネット予約をしたのに、実際に行ってみると、当日券でも余裕な感じで結構空いていました。

見下ろす摩天楼。。気分は「夜王」もしくは「シティハンター」!!
日常では味わえない、ニューヨークにいることの実感が出来るので、他の何かをケチッてでも、見る価値のある20ドルだと思いました☆
(空いていれば、長居できるみたいだし)


NYの象徴、エンパイアステートビル様。

この斜めビルは何のビルなんだろう?知ってる人教えて〜!


そして次の日は、、、自分で企画しちゃったBirthday Bash!
長〜くなるので、次回パート2へと続きます...m(_ _)m


Top of the Rock

2009年3月23日月曜日

ルーズベルト島で気まぐれ散歩



今日は、起きたら晴れてたので、ルームメイトのAちゃんと目的地を定めず、とりあえずお昼ごろに外へ。

家(パークスロープ)の近所の木が、まさにNYらしい事になっていたので思わず激写!


どうしてNYって、木にビニール袋が必ず引っかかってるの!?
もう見慣れたけど、これはINYのロゴ入りなので高得点!

目的地はなくとも、目的が1つだけあって、それはキッチン用のゴミ箱を買うこと!
なんとな〜く、Container Storeに行こうかなとだけ考えて、でも荷物になるから帰り際でいっかという事になる。

電車に乗りながらAちゃんと地下鉄の地図を広げ、どういう経緯だったか、Roosevelt島に行く事に。
この島は、マンハッタンとクイーンズの間、イーストリバーに浮かぶ全長たった3kmの小島。
昔は刑務所や隔離病棟があったらしいんだけど、今はなんだか高層マンションが建ち並んで、個人的な感想としては、「幕張に似てる..!」。

私が初めて訪れたのは2007年の夏で、その時はバーチャル・ゲームの中の町みたいだと思った。生活感がないというか、不思議な感じ。
でも、閑静で治安も良くて印象はとても良かった。

今回は、イーストリバーから漂う潮の香りを吸い込みつつ、川沿いを教会のある町の中心地まで歩く。
案内所で、教会でフリーのオペラがやっていると聞いたが、おなかが空いていたのですぐ横にあるダイナー風のレストランへ入る。初めて来た時もここで食べたっけナー。


たまにはいいよね、炭水化物祭りw


正直、全く期待してなかったのですが、このWestern Burgerがやたら美味しくてビックリ!
飴色玉ねぎといい、肉のジューシーさ加減といい、ピクルスの味といい、普通のダイナーより断然高いレベル!うーん、やるじゃん!(ちなみに私のNYでのNo.1バーガーは今の所やっぱりShake Shackです^^)

お腹いっぱいで店を出て、ブラブラしていると、芽吹きかけの桜を発見!ああ、の予感。の予感!(相手はどこに〜♩...)


帰りはトラムで、どんぶらこっこと空中散歩。

桜が咲いたらまた来るね〜♩たぶん...


4分程でマンハッタンへ着き、降りたら、まっすぐコンランショップへ。
この記事にも書いたことでお馴染みの、私の大好きな広場をAちゃんに見せたくて。



また来ちゃった♡

その後、近くのBED BATH&BEYONDへ行き、無事ゴミ箱を購入。
帰りの電車では私はうつらうつら...zzz

と、そんな充実した1日でしたん。


近くにあるけど知らない町への冒険って、ウキウキしませんか?




シュガーベイブ/DOWN TOWN(1975)

2009年3月22日日曜日

ブルックリン→マンハッタン Q線からの景色





地下鉄Qラインのいい所は、マンハッタンブリッジを渡る時の、この景色。
ロウワー・マンハッタンと共に、遠くに自由の女神も見えて、毎日見ていても感動する。

2009年3月19日木曜日

Parsley, Sage, Rosemary and Thyme


昨夜はミートパッキング・エリアにあるK助兄さんの働く(激かっちょE)建築事務所をお借りして、Z氏の立ち上げようとしている会社およびプロジェクトのミーティング。シャンパン3本と、ターキッシュのデリバリーを流し込みながら..。
Z氏はみんなの分の企画書をちゃんとファイルに綴じて持ってきていて、意外にも(失礼)本格的だった。

無駄に(笑)決めポーズのErwinとZac

どうなるかはわからないけど、ファッション・建築・フォトグラフィー・印刷・グラフィック&パッケージデザイン(あ、私。エヘ。)と異業種だけど密接にリンクしている分野で仕事をしてきた皆で何かを始めるのは、ちょっとワクワクする。
それに、巻き込んでもらえるというのは有り難いことだ。
ただ、決断はまだ。一週間考える時間をもらったので、慎重に^^


そんな翌朝の今朝は早起きで学校へ。
終了後、ユニオンスクウェアまで歩く。
なにやら工事中で少し狭くなってはいるものの、いつものグリーン・マーケット(有機野菜やチーズやらパンやら花などの出店)がやっていたので、日差しも気持ちいいし、ブラブラみる。

ふと目に留まったのが、「ハーブ3種よりどり5ドル」の文字。

ニューヨークでMちゃんが紹介してくれたフォトグラファーのCris(ユナイテッド・バンブーのカタログやヴィンセント・ギャロ等を撮ってきたとてもセンスのいい人)を筆頭に、男女問わず何故か料理好き&上手の友人が周りに多くて、さらに結構な率で彼等は自分のアパート内にハーブガーデンを持っている。といっても、とても小さなものだけど。
それをパスタやスープの仕上げ等にチョチョイと摘んで彩りを加えているのを見て、「いいな、私も育てたいな、ハーブ。」とずっと思っていた。

そこで出会ったよりどり5ドル。
鼻息を荒くしながら「スィートバジル」「ラベンダー」「タイム」を10分かけて選び出し、いざお会計と思ったら、あらびっくり現金が3ドルしかない!(かなし〜時〜!←古い)
せっかく選び抜いたハーブなので、おっちゃんに「ATM行くから待ってて!」と告げ、バンクに駆け込むも、「手数料3ドル」に腹が立ち、さらに入ったデリでは何故か下ろせず結局今回は諦めたのでした。くすん。

でも、きっとまたタイミング良く会えるでしょう。



ハーブを想う時、自然に心に流れて来る歌がある。
その名は「スカボローフェア」。
イギリスの伝統曲を、サイモン&ガーファンクルが編曲して有名になった曲だ。

歌詞の、"parsley, sage, rosemary and thyme"という部分が大好きで、お店の名前にもいいかもと思った事もある。(調べたら、すでに存在してたけど)

ハーブ売りの売り込み文句かと思いきや、それだけではなく、実は象徴的意味に満ちているらしい。

パセリは中世では霊的な意味があり、セージは何千年もの耐久力の象徴として知られている。ローズマリーは貞節、愛、思い出を表し、現在でも英国や他のヨーロッパの国々では花嫁の髪にローズマリーの小枝を挿す慣習がある。 タイムは度胸の象徴であり、歌が書かれた時代、騎士達は戦いに赴く際に楯にタイムの像を付けた。 歌での話し手は、4種のハーブに言及することで、(別れた)二人の間の苦味を取り除く温和さ、互いの隔たった時間を辛抱強く待つ強さ、孤独の間彼を待つ貞節、出来ない仕事を果たす矛盾した度胸を具えた真の恋人、そして彼女がそれらをできた時に彼の元に戻ってくることを望んでいる。(以上、wikipediaより部分的に抜粋)



まだ見ぬかわいいハーブ達が私のお部屋にやってくるのを、この歌を口ずさんで待つとするか。