2010年11月7日日曜日

Visionaire's Halloween Party @MOMA PS1

8月につけた、残暑見舞いの記事から早や2ヶ月が過ぎてしまいました..。
なんというスローペースなブログでしょう。
気がつけば秋を通り越して、初冬。N.Y.もすっかり冷え込んで参りました。

色々な出来事がありましたが、中でも最近の1番大きなイベントは「ハロウィン」でした。
それも、ラッキーな事にヴィジョネア(部数限定/毎号オブジェのようなクオリティのファッション+アート雑誌)のハロウィン・パーティに滑り込む事ができたので、この貴重な体験をご紹介させて頂きます。

誘われたのはハロウィンの前日の10月30日・土曜日で、「明日までに何か仮装を考えればいいや」とノン気に構えていたのに、夕方頃に「ねえ、エミコ、仮装の準備はできてる?今夜の」と電話が入り、私の勘違いが発覚。今年のハロウィンは日曜日なので、ほとんどのパーティは金曜日か前日の土曜日に行われていたのでした。頭の中が一瞬真っ白になるも、ちょうど2年前にフリーマーケットで購入した、アンティークの黒のロングドレスがしまってあったのを思い出し、さらに都合の良い事に一緒に行く友人達も、テーマは「ゴシック」との事で、後はお化粧でなんとか間に合わせる事に。

友人宅に着くと、既にお顔真っ白、お目目の周り真っ黒、衣装は退廃的で暗黒でゴシック!にバッチリ決めた友人達が洗面所で「ゴス化」に精を出していたので、私も負けては居られない、とお白粉をペタペタ。
ハロウィン仮装って、始めるまでは面倒なんだけど、いざやり始めるとトコトンやりたくなるものですねえ。。

完ぺきにアブナイ3人組が完成した後、アパート下でさらに2人の友人とキャブに乗り込み、いざ、パーティ会場へ!
会場となったのは、MOMA PS1と言う、Long Island CityにあるMOMA系列の現代美術館。
PS1とは、Public School No.1の略、つまり元学校を改築した美術館なので、ホラー気分も5割増!

キャブ内でサンドウィッチをまわし食べし、橋を越え、会場に到着。
入場リストチェックも無事に済み、入り口へ向かうと、館内へ続く階段の一段一段にロウソクが灯されていて、この美術館の無機質な昼間の顔しか見た事のない私はゾクゾクと大興奮!

この写真のみ、NY Timesから拝借...


ちなみに、家でホラー気分を盛り上げるため、1人何遍もシツコク再生していた曲はこれ!

Bauhaus "Bela Lugosi's Dead"

うーんカッコイイ!

私達3人の仮装も、まるでこの曲のようにゴシックで不気味なものになったと思います。。
ヒヒヒ。。


さあ、いよいよ館内に入ると、廊下は赤いランプで血の色に照らされ、「キャー!ヘルプミー!」という叫び声の音声がこだましておりました。

真っ赤な廊下

フリードリンクもクランベリー×ウォッカで血の色...。

DJも顔はピエロ

小林君とマギーと巨大なドラァグクイーン

昼間の王様と暗黒王子タケル(小林君のゴスの似合う事!)

マギーのゴス似合いっぷりも、半端ない!

American Psychoのパトリック・ベイトマン??

キース・リチャーズ(偽)と今回誘ってくれたニッキー

ウルフマン

綿ホコリをまき散らしていたカップル

イケメンのボート漕ぎ

コーンヘッズ!

純白で目立っていたカップル

カメラを向けると笑顔がとても可愛かったキューピッド君

どんなパーティにもパンチの効いた華を添える、ドラァグクイーン

全身キースへリング男

マギー、小林君、可愛いブラックバニーちゃん

人気のあるテーマ、「血の花嫁」(もしくは「キャリー」)

踊るうちに夜は更けて...


その他、美しいバレリーナに扮したVisionaireのカリスマ編集長のセシリア・ディーンや、インディアンの酋長に扮した同じく創始者のスティーブン・ガンなどもダンスフロアに。ヴィジョネアのパーティだけあって、凄い人ばかりが来ていただろうことは間違いないのですが、何しろみんな仮装しているので、誰が誰だか。。後でニュース記事を見ると、コートニー・ラブや
リブ・タイラーも来ていたとの事でした。


とはいえ、そんなセレブ達よりも私の心を鷲掴みにしたのが、この男...



どん!

Dr. Zizmor!!!!!

これ....N.Y.で地下鉄に乗る人しかわからない可笑しさなのかもですが。。

元ネタは、コチラ...↓




要は、Dr.Zizmor氏という美容外科医の打っている広告なのですが、そのデザインの醜悪さといい、全体から漂う異様なまでの胡散臭さといい、ニューヨーカーなら誰もが1度は(たぶん)笑いの種にした事のある、ある意味「ニューヨークで1番有名な男、の1人」なのです!...負の意味で!

そんなZizmorと顔も髪型(後退具合)も似ている彼が、手描きの涙ぐましい看板を背負っているのを発見したときの腹筋の痛さと来たら!!
間違いなく、私の中の今年のハロウィン仮装第1位です。


お洒落なパーティに行ったのに、結局1位はZizmorって...。


なにはともあれ、大人が本気で仮装して遊ぶN.Y.のハロウィン、私は好きです。


でも楽しみ過ぎて、次の日は1日中ひどい2日酔いでした。反省。。m(_ _)m


さぁ、来年は何になろう!?



※私の仮装写真が1枚もないのは、ハニかんでいる訳ではなく、自分のカメラで撮りそびれたからです。友人から送ってもらったら、また載せま〜す☆

4 件のコメント:

Ke1Tanaka さんのコメント...

ハハハ、ウケる!!ドクター。
こういうバカを本気でやるヤツが大好きです。
僕も以前にハロウィンで”みうらじゅん”の仮装をした。ヒゲまで剃って。最初マギーが本気で気持ち悪がっていたが、正体をバラすとビックリしてたのを思い出したよ。
エミちゃんの仮装もぜったい見たいのでアップよろしく。
でも、さすがヴィジョネア。やることが半端じゃないね。うらやまし〜。
いや、ハロウィンだから、うらめしや〜、か。

creamy emi さんのコメント...

Ke1Tanakaさん

コメントありがとうございます☆
仮装でみうらじゅんを選ぶなんて、マニアックすぎる..! ニューヨークでもやってくださいよー!絶対通じないから...笑
私の仮装、アップしたら見て下さいね〜、まだ送られてこないけど..

うらめしや〜>うまい!

匿名 さんのコメント...

creamy emi様

ハロウィンとか僕の生活には無縁ですが、
Emiさんの仮装は見てみたいです。

M

creamy emi さんのコメント...

Mさま

この記事では、結局私の仮装はアップしていませんでしたね。巨大アフロの年、ハリークリシュナの年、ゴスの年、金髪バンドの年、といろいろ経てきましたので、今度ご覧いただけたらと思います。