2009年3月19日木曜日

Parsley, Sage, Rosemary and Thyme


昨夜はミートパッキング・エリアにあるK助兄さんの働く(激かっちょE)建築事務所をお借りして、Z氏の立ち上げようとしている会社およびプロジェクトのミーティング。シャンパン3本と、ターキッシュのデリバリーを流し込みながら..。
Z氏はみんなの分の企画書をちゃんとファイルに綴じて持ってきていて、意外にも(失礼)本格的だった。

無駄に(笑)決めポーズのErwinとZac

どうなるかはわからないけど、ファッション・建築・フォトグラフィー・印刷・グラフィック&パッケージデザイン(あ、私。エヘ。)と異業種だけど密接にリンクしている分野で仕事をしてきた皆で何かを始めるのは、ちょっとワクワクする。
それに、巻き込んでもらえるというのは有り難いことだ。
ただ、決断はまだ。一週間考える時間をもらったので、慎重に^^


そんな翌朝の今朝は早起きで学校へ。
終了後、ユニオンスクウェアまで歩く。
なにやら工事中で少し狭くなってはいるものの、いつものグリーン・マーケット(有機野菜やチーズやらパンやら花などの出店)がやっていたので、日差しも気持ちいいし、ブラブラみる。

ふと目に留まったのが、「ハーブ3種よりどり5ドル」の文字。

ニューヨークでMちゃんが紹介してくれたフォトグラファーのCris(ユナイテッド・バンブーのカタログやヴィンセント・ギャロ等を撮ってきたとてもセンスのいい人)を筆頭に、男女問わず何故か料理好き&上手の友人が周りに多くて、さらに結構な率で彼等は自分のアパート内にハーブガーデンを持っている。といっても、とても小さなものだけど。
それをパスタやスープの仕上げ等にチョチョイと摘んで彩りを加えているのを見て、「いいな、私も育てたいな、ハーブ。」とずっと思っていた。

そこで出会ったよりどり5ドル。
鼻息を荒くしながら「スィートバジル」「ラベンダー」「タイム」を10分かけて選び出し、いざお会計と思ったら、あらびっくり現金が3ドルしかない!(かなし〜時〜!←古い)
せっかく選び抜いたハーブなので、おっちゃんに「ATM行くから待ってて!」と告げ、バンクに駆け込むも、「手数料3ドル」に腹が立ち、さらに入ったデリでは何故か下ろせず結局今回は諦めたのでした。くすん。

でも、きっとまたタイミング良く会えるでしょう。



ハーブを想う時、自然に心に流れて来る歌がある。
その名は「スカボローフェア」。
イギリスの伝統曲を、サイモン&ガーファンクルが編曲して有名になった曲だ。

歌詞の、"parsley, sage, rosemary and thyme"という部分が大好きで、お店の名前にもいいかもと思った事もある。(調べたら、すでに存在してたけど)

ハーブ売りの売り込み文句かと思いきや、それだけではなく、実は象徴的意味に満ちているらしい。

パセリは中世では霊的な意味があり、セージは何千年もの耐久力の象徴として知られている。ローズマリーは貞節、愛、思い出を表し、現在でも英国や他のヨーロッパの国々では花嫁の髪にローズマリーの小枝を挿す慣習がある。 タイムは度胸の象徴であり、歌が書かれた時代、騎士達は戦いに赴く際に楯にタイムの像を付けた。 歌での話し手は、4種のハーブに言及することで、(別れた)二人の間の苦味を取り除く温和さ、互いの隔たった時間を辛抱強く待つ強さ、孤独の間彼を待つ貞節、出来ない仕事を果たす矛盾した度胸を具えた真の恋人、そして彼女がそれらをできた時に彼の元に戻ってくることを望んでいる。(以上、wikipediaより部分的に抜粋)



まだ見ぬかわいいハーブ達が私のお部屋にやってくるのを、この歌を口ずさんで待つとするか。




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