2009年5月4日月曜日

Throbbing Gristle@Brooklyn Masonic Temple




Brooklyn Masonic Temple






会場内。前方左にハゲ頭光る。



泣く子も黙る、ジェネシス・P様。なんだか凄いでショ?




変な顔を作るBoとJason


4月28日火曜日。

元同僚のBoとJasonに誘われ、Throbbing Gristleというカルト的人気を誇る、インダストリアル・ミュージックの生みの親と言われているバンドのライブへ。

せっかく「今」New Yorkに居るので、食費やお洋服代(欲しいけど〜!)などはケチっても、さまざまな「体験費」はなるべくケチらないようにしている。

元職場は、ボスを含め全員音楽オタク的な所があって、働いてた間、英語と活版印刷はもちろんのこと、音楽の知識もかなり広がった。

去年、衝撃を受けてハマった伝説のバンド"Silver Apples"も、ボスのPeterが持ってたCDを仕事中に勝手にかけたことから知ったし。(ラッキーな事に、Silver Applesのライブへは去年だけで2回も行けました!貴重な体験。)
職場から退いた今でも、こうして何かあると誘ってくれる。いい仲間達。

今回は、オープニング・アクトが私の好きな"Suicide"のメンバー、Alan Vegaだと言うのを知って、Boが誘ってくれたのです。
私はThrobbing Gristleは知らなかったけど、Alan Vegaが前座という位なら、同じ系統かなと思ったし、知らないものは知りたい性質なので、二つ返事で「行く!」って。

会場は、うちから歩いても行ける、Clinton HillというエリアにあるBrooklyn Masonic Templeという所。Templeというだけあって、地下ではボランティアのおばちゃん達が、「アルデンテって何かしら?」風の自家製ミートボール・スパゲティを売ってたりして、面白かった。(売り上げはDonateされる模様)
Bo、そのスパを見て、"Eww.."(まずそっ!)って。失礼なww

結局、Alan Vegaはアクシデントの為、来ず、代わりの前座がプレイ。
ああ、残念!代わりのバンドは好みじゃなかったので、1人でトイレに行ったりして時間をつぶす。
ブラブラして、戻ると、ちょうどメインアクトが始まる所。

知らなかったんですが、このThrobbing Gristleというバンドのボーカル、ジェネシス・P様は、おばちゃんに見えて、トランスジェンダーの元男性!(正確には、豊胸はしたけど、"取って"はいないらしい..)もう、それだけで充分エキセントリック!

身長約190cmのJasonはいいとして、私は前が全く見えないので、ステージの前の真ん中の方から横の方に移動。

このバンド、1975年にイギリスで結成されたらしいんだけど、それだけあって、本当に熱狂的なファンは、パッと見、50才以上の方でした。その中でも、オール白髪のおじちゃんがMoshingしはじめたのには、若干ヒキつつも畏敬の念..。ガードマンに阻止されてたケドww

肝心の音は、スピーカーのど真ん前にいたのもあるかも知れないけど、
体感としては、まるで、

「うなぎかヘビが足先から入ってきて、体の中でグネグネ脈打ってる」

ような感じ!
(そう言えば、バンド名"Throbbing Gristle"も「脈打つ軟骨」という意味で、男の人の◯◯隠語らしい。。)

狂気すれすれのようなボーカル(ビジュアルも含めw)と共に、

「グワングワン」「ヴヴヴヴ」「ミョンミョンミョン」

みたいな音で、陶酔状態。「実験よ」といって演奏した新曲も、ほんとにExperimentalで素晴らしかった。そして、長年(途中で解散もしたらしいけど)連れ添って酸いも甘いも一緒に経験してきた人達だけが醸し出せる「何か」がありました。

これは、観に行って良かった。。

そうそう、オマケとして、10年前にNYに1年間居た頃によく一緒に遊んだ友人Siri(元United Bambooのデザイナー)そっくりな人を発見!「似ってるな〜!」と思ったけど、向こうは2階席だったし、BoとJasonを待たせたら悪いと思って声をかけずに帰ってしまった。
でも、帰宅後気になって、Face Bookで確認すると、やはり彼でした。「なーんで声かけなかったの〜!」って。まあ、また会えるもんネ。

帰りは、春の夜道を3人で歩きながら、うちの近くの行きつけの気取らないバーへ。
オープンテラスで1杯ずつだけ生ビールを飲みながら、ライブの感想と、近況報告とくだらない冗談を。
そして、悪いからいいと言うのに、家の前までいつも送ってくれる。


う〜ん、やっぱり経験と仲間は何にも代え難いな〜、と、めずらしくまっすぐな事を思ったのでした。(Harunaたん曰く、私も彼女も基本的に「まっすぐにネジくれてる性格」なので)



もうアレ、言っちゃっていいスか?



プ、"Priceless"



...キャ!  ( ´艸`)


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