2011年5月4日水曜日

だいじょうぶマイフレンド

最近わかって来たことは、私の場合、ブログの記事のネタというか、書きたい事、共有したいことはワンサカあっても、ネタを溜めておいて後で書くよりも、「今」書きたい事を書くのが好きということ。
凄い早さで散歩(もはや競歩)している時、野菜をタントン刻んでいるとき、シャワーを浴びているとき等々、フトなにか書きたいなと思いつくと、それを熱い内に出したいと思う。
料理と一緒。美味しそうなネタをいくらストックしていても、自分の中で出すタイミングがしっくりこないと、自分で面白くないし、読んで下さっている方にもその味気なさ、鮮度みたいなものって伝わるって思う。内容は全く同じもの、だとしても。

(そう思うと、私がレストランをやるとしても、「今日のおすすめ」しか出せないんだろーなー..。でも、シェフの気まぐれサラダって名前、イラッとするんですよねー...で、内容は何なの!?って。)


前置きが長くなりましたが、、

そんな感じで、この記事も、昨夜こじらせた風邪をねじ伏せられずに、今ベッドで寝そべりながら事業計画を練っていた所(決してナメている訳じゃなく、楽しみすぎて熱があっても寝ていられないんですよ!今夜大事なプレゼンだし...!)、ふと「だいじょうぶ」について書きたいなと思いついたので、書いています。頭の中が熱い内に。(←それは多分、熱じゃないのか?)

先日の大地震の後、放射能やなにやら、日本から遠く離れて暮らしている私にとっては何をしていてもソワソワしてしまい、チャリティや広報活動をすることで少しは気持ちを落ち着けようとするものの、すぐに胸がビリビリに張り裂けそうなニュースが飛び込んで来たりして、「心ここに非ず」の日々が続きました。

そんなある日、実家に電話すると母が出てこう言いました。

「心配、あまりしないで。それよりも"だいじょうぶ”と思っていて。その方が救われるのよ。」

それから、私が生まれた頃の話になった。
私は生まれたとき、未熟児で、カプセルのようなものに入れられて、かなり危ない状態で、生きたとしても、耳が聞こえなくなるか、とにかく先行きは暗かったらしいんです。なんとか聴覚は大丈夫だったものの、風邪に高熱にと次から次へと病気を繰り返す私に、母は正直「もう死にたい」とも思ったんですって。

そんな中、藁にもすがる思いで、お医者さんであった父の弟、コロおじちゃんの所へ私を連れて行ったそうです。そして泣きながら「この子はもう、だめでしょうか...?」と聞いた所...

コロおじちゃんはニコニコとしながら、「ははは、けいこさん、だいじょうぶ、だいじょうぶだよぅ。」と言ったそうです。それも、無理をしている感じは一切なく、純粋に、心からそう思っているよ、という顔だったらしい。今でも、母はあの時のコロおじちゃんの顔は、仏様のようだったと言います。
その時、母が感じたとても大きな安心感、それは「だいじょうぶ」という言葉を通して与えられたもの。だから、今こそあなたも「だいじょうぶ」と思っていて頂戴、と言われました。

その仏様のような存在だったニコニコのコロおじちゃんは、医者の不養生で、その後ほどなく若くして亡くなりました。でもこうして、おじちゃんも天国のみんなも、残された私達の耳元で、たまに「だいじょうぶ」と囁いてくれるんですね。


Daijobu, my friend.





※後日、母にこの記事を送った所、「一ヶ所だけ事実と違う。あなた、てんかんじゃないわよ!」と修正指示を受けました。。高熱によるひきつけだったとの事です。よろしくお願いします。ぺこり

4 件のコメント:

Y.Watanabe さんのコメント...

いいものが生まれるときは、カンタンで早いものです。あのボブ・ディランの普及の名作「風に吹かれて」は10分でできたそうです。文章は、もたもた考えながら書いたものより、一筆書きに一気に書いたものの方がいいものです。
話はかわって、未熟児のこと。いまは離れて暮らしているぼくの息子はもうすぐ17歳になりますが、来年からアメリカの大学で作曲を勉強することになりそうです。産まれたときは1950グラムで、1ヶ月間ほどプラスティックの箱に入っていましたが、いまはハンサムな天才児です。(自慢)

Y.Watanabe さんのコメント...

訂正。
普及→不朽

泥酔中

creamy emi さんのコメント...

泥酔中のY.Watanabe様(そっとお水を差し出しながら..)

あの不朽の名曲が10分で!

アレコレこねくり回して考えたものも、もちろん良い場合はありますが、
面白いものは生ものという気がします。

Watanabeさんも、一気に書き上げられているのでしょうか?あのクオリティの記事を...?(大尊敬)

息子さん、凄いですね!
そして、息子さん自慢をするお父様もとっても素敵です☆

私も今すぐ母に電話して、自慢してもらうよう取り計らいます。

y.wataanbe さんのコメント...

いいものが生まれるときって、カンタンで、早いものです。あのボブ・ディランの普及の名作「風に吹かれて」は、10分で出来たそうです。真理は、シンプルです。
話はかわって、未熟児のこと。ぼくの息子はいま16歳で、来年からアメリカの大学で作曲を勉強することになりそうですが、彼は産まれたとき1950グラムでした。小さなプラスティックの箱に1カ月ほど入っていました。いまは、ハンサムな天才児です。(自慢)