2010年6月22日火曜日

スイミーの逆襲


日曜日の午後。


炎天下の中、年に1度近所で催される、屋台が何ブロックも立ち並ぶお祭りの人ごみをかき分け、ブルックリンからマンハッタンへ向かう地下鉄F線に乗り込んだ時の事でした。

目の前にはごく普通の、いや、標準よりも1.5倍程ヒョロリとした、色白のアメリカ人青年が座っていました。片手で新聞を持って夢中で読んでいるのですが、もう片方の手で、膝に乗せたスナック菓子を「The・無意識」といった感じで次から次へガバッと掴んでは口に放り込んでいました。
そのスナックは、日本で言う「おっとっと」(とんねるずのCM、懐かしいネ!)のような、アメリカでは超メジャーなオサカナ型のクラッカー、"Goldfish"でした。


      スーイスイ♩

はじめは「この人、私が今こっそりGoldfishを柿ピーにすり替えても気付かないんじゃないの?」と思う程、全く注意が払われないまま青年に噛み砕かれていくオサカナ君たちでした。


この後、その機械と見紛うほどの、

♩サカナ掴む→口に入れる→噛む/噛む/噛む♩(以上、ループします)

という見事な三角リズムに変調が訪れようとは。。


青年の観察にそろそろ飽きて来た頃(とは言え、ものの2分くらい..)、電車はなおもカタンコトンと穏やかに線路を滑り進んで行きます。
でも...新幹線でもなく、ましてや「ニューヨークの地下鉄」に「穏やかに」なんて形容詞、そもそも似合う筈がありませんよね..? (´ー`)┌ フッ

きっと面白い記事でも見つけたのでしょう、青年の意識が完全に新聞に移行し、「菓子の手」の動きが青年の意識を離れ、完全にオートマ化された時でした。


「キュキューッ!」


いつもの事です、急ブレーキです。

しかし、その時  目の前で繰り広げられた事は、いつもの事からはほど遠い景色でした。。


「ドッッバーッッッ!」


と、ブレーキと共にサカナ君たちが青年の膝に不安定に乗せてあった袋から、有り得ないくらいド派手に飛び出して来たのです。ブチまけられた、とも言いますが。
さながら、せっかくコンガリ黄金色に、美味しく焼かれて生まれてきたのに、まったく味わわれないで食べられていったサカナ君たちの逆襲のようでした...。(←今考えました。)

車両には青年と私と、あと私と同じ側に座っている男性がいたのですが、私と同じくらい笑いをプルプルとこらえている男性の顔が、向かいの窓に映ったのを見た時、私の「笑欲」は頂点に達しました。そんな余裕は無かったのですが、念のため、「思いっきり笑ってもいいかナ?」の無言の許可を得ようと、笑いの提供者の顔をチラッと伺い見た所...


激・真顔!


だったので、驚愕しつつもそこは一応社会人、スッと笑いを引っ込めてみました。(健康に悪そう。絶対に悪そう。)

青年は、自らが引き起こした事態を中々飲み込めないまま、しばらく真顔でボー然としていたのですが、我に返るや否や、今度は何食わぬ顔で、自分の膝・イスの上に僅かに散り残ったオサカナ君たちを、迅速かつ正確に、一匹一匹つまみあげ、袋に回収していったのです!(私の心の声:「あ、それはセーフティゾーンなんだ。。」)

問題は、「超・大漁」とばかりに床に散乱したオサカナ君たち...。
どうするんだろうなー、ウ〜ンまあ、放っとくんだろうなー、と思っていた矢先っ...!!

サッカー選手顔負けの華麗な足さばきで、「サッ、サッ」と自らの足を利用してスイミーたちをかき集めるではありませんか!
再び襲ってきた笑いの波を鎮めつつも、さすがに「メ、メイアイヘルプユー...?」と言いたかったのですが、そんな安い同情はいらんッ!とばかりの彼の超真顔っぷりに、これまた言葉を引っ込めてみました。(確かに...私が何をしたところで、もうサカナたちは戻ってこないのだもの...クスン)

やっと、サカナ君たちをひと所へ集め終わり、面白すぎる足の動きも止まった頃、青年はまた何食わぬ顔で新聞へと戻って行きました。


波瀾万丈を見守った後の、心地いい疲労感と妙な満足感。
このドラマっぷりはセックス・アンド・ザ・シティ2にも劣らないのではないでしょうか?(うそです。)


ちなみに、青年は次の駅で降りる時に、かき集めたオサカナ君たちを自慢の「足ぼうき」で電車とホームの間のギャップに律儀に蹴り落として行きました。一匹残らず。。


〜おまけ〜

2010年6月16日水曜日

色・はに ほへ と



父から、写真が一向に送られてこない。。
ので、まあ、気長に待つとします。


今日は、枇杷みたいな微妙な色身のTシャツを、American Apparelで買おうか迷って、やめました。
色が欲しい。色が着たいね、と親友とユニオン・スクウェア付近を歩きながら言う。
何色が?と聞くと、「うーん、グレーとか、今着てるカーキとか」と言うので、「色っていうか...それ、限りなくモノトーンに近いじゃん..!激シブ!」と笑う。彼女は、スタイリッシュでモノトーンがすっごく似合うので、納得なのですが。


何色の服を着るのが好きか、は年齢によって変わって行くものかもしれないけど、何色が好きか、はそんなに変わらないかもなあと思います。


ちなみに私の場合、


☆金色 〜バブリーなイエローゴールドから上品なシャンパンゴールドまで












☆パーリーな色全般〜 
百円ショップの粗悪なプラスチック製品も、パールがかっていると実は内心グッと来てしまう。パーリーなゴムマリも然り。



















☆シャービックのようなパステルカラー全般
(メロン、ピーチ、レモン...ファンシーカラー。)




☆チープな印刷物のように、スレた墨色。



☆娼婦の部屋のカーテンってな感じの安っぽいピンク色。
(素材なら、オーガンジーで)



☆ラピスラズリのような濃紺















などが、基本的に昔から変わらず好きです。

言葉で言うと、ファジー/ファンシー/クリーミー/スモーキー/ニュートラル/パーリー/ネオン....でしょうか。

これらの言葉、キーワードは、自分の好きな音楽にも共通する気がします。

以下、ランダムに選んでみました、私の好きな音楽たち。



Kraftwerk "Tour de France"(break dance version)



Laurie Anderson "O Superman"



Isabella Adjani "Pull Marine"



Humpe&Humpe "Ya-Ma-Ha"



Silver Apples "Oscillations"



Lio "Banana Split"



Hall&Oates "Method of Modern Love"


Chara "Heaven"



Wink "One Night in Heaven"


ゼェゼェ...←あげ疲れた。。


と、組み合わせなど考えずメチャクチャに、自分の好きな音楽を並べてみましたが、こうしてみるとアラ不思議、好きな色となんとなくリンクしている気がします。
おもしろーい。



色は匂えど いろはにほへと



2010年5月30日日曜日

雲のかよひ路 吹きとぢよ


前回予告しました父日記は、父のカメラに入っている画像待ちなので、
しばし自慢のマイ雲コレクションをお楽しみ下さいませ。



Phoenix(鳳凰)雲 in マサチューセッツ



「わ!天使が翼を広げてる!」雲



左上にスワンちゃん雲@South Street Seaport



健やかなエアロビ雲@Sunset Park



特にタイトルが思いつかないけど好きな雲inアリゾナ州セドナ




漫画のフキダシ雲inアリゾナ州セドナ


ビルを影絵に見立てるコントラスト雲



いい弧を描くヒコーキ雲@Avenue M駅




最後は大好きなRah Bandの "Clouds across the Moon"



PVはバリバリ80’sで凄い事になってるけど、歌詞はせつなくもカワイイ遠恋ソング




2010年5月14日金曜日

姉、来たる



5月はイベントフルな月でして、月初めには姉が、先週は父が遊びに来ました。


まずは、姉との思い出を...


NY郊外の緑いっぱいの場所へ行って、リフレッシュしよう計画も出たのですが、結局、家から歩いてすぐのプロスペクト・パークへ行きました。

私のおおまかな計画では、公園内を軽く散歩→スザンヌ・ベガの有名な"Tom's Diner"という歌が書かれたという、Tom's Restaurantでブランチ、の予定だったのですが...


タンポポやシロツメクサと戯れる姉。


道を行く姉。


シュールな構図、の姉


リス風の姉。


水面にお日様がキラキラ。


とかなんとか、歩いたり、寝そべったり、美味しいアップルサイダーを買って飲んだり、迷ったりしてたら、気付くと広大とは言え、公園内で5時間くらいが経過!あわわ。

少し慌て気味でTom's Restaurantへ向かうと...


Tom's Restaurant

ガーン!!閉まってルゥ〜〜〜〜うゥ!
見ると、4時閉店と書いてあります。。は、早すぎではないですか?



Suzanne Vega "Tom's Diner"



完全にダイナー・モードになっていた為、これまた家の近所の"Purity Diner"へ行く事に。


Purity Dinerの店内


手前は私のパンケーキ&ソーセージ、
向かいは姉のブルックリン・フライ


このダイナー、私の前の日記「雪の紐育」でもチラッと出て来たんですが、ほんとに何の気取りもない、ダイナー以上でもダイナー以下でもない、ダイナーらしいダイナーなんです。
で、ダイナーらしいものを注文。



次の日は家から電車で約30分のコニーアイランドへ。
コニーアイランドの歌と言えば、やはりこれでしょうか?


松田聖子「雨のコニーアイランド」


対する、洋楽勢ではこれでどう?


Lou Reed "Coney Island Baby"


でも1番似合うなあと思う曲は、これです。


The Drifters "Under The Boardwalk"


脱線しましたが...とにかく着きました。カンカン照りのいい天気!


コニーアイランドに欠かせない存在のNathan'sホットドッグ☆


"Wall of Fame"には我らが小林尊くん!


コニーアイランドの、いたる所にある間抜けなイラストが、とてもツボ。



このさびれ感がたまらないでしょう?


手描きの看板もいい味出して。


観覧車と星条旗。


夜中に営業してたら忍び込んで遊びたい。(大人限定)


木造コースター、サイクロ〜ン!


また くるよ。


しばらく改装中だったコニーアイランドの遊園地Luna Parkが明日、19個の新アトラクションをお披露目してのグランド・オープンらしいですよ☆
行かなくては...。


そんなこんなで、姉とはほぼ、ブルックリン内で充実してしまいました。


それでは、次回は父日記を...。



2010年5月1日土曜日

Night of the Comet




えー皆さんは、Night of the Cometという映画をご存知でしょうか?






っシーーーーーーーーーィィィ〜〜〜ン。






.....上記の擬音は、このブログを見て下さっている方の少なさを表したものではなく(それもあるが)、この映画を知っている人の希少さを表したものとなっております。

とはいえ、日本では恐らく公開されたことがないだろうから、当たり前なんですが。。
アメリカでは1984年に公開されたようです。私はアメリカ人の友達に薦められて知り、DVDを借りてブッとびました。

内容は、2人のマブい高校生の姉妹が生き残りを賭けてゾンビ達と戦う、というこれ以上ないほどB級街道まっしぐらのお話です。
その隙間隙間に、親との確執があったり、恋バナがあったり。

全体を通してツボな映画なんですが、特に私の心を捕えて離さないシーンがコチラ↓なんです。




自分たち以外、(ゾンビによって)ほぼ全滅して、そんな時に好きな男の子の話をする2人。
でももう、世界の終わりだね、、としんみりした所で、背の高い方の(マブい方の)女の子が、「ね、あんた、クレジットカード持ってる?」ともう1人のチアリーダーの服装の女の子に聞きます。「ないよー。」と答えると、「もうお店はぜ〜んぶ私達のものよ!」と、真夜中の無人のデパートに誘います。


そして2:10からの、デパートのシーン、BGMのシンディ・ローパーのGirls just wanna have funに合わせて、2人の女の子が好き放題に服を着まくってファッションショーをする場面、このシーンがなぜか私には凄いグッと来るんです。(うっかりすると泣きそうにさえなります。。)


もう絶体絶命と思った後の、妙にイキイキとしたテンション。
特に台詞はないのに感じる、友情っぽいものとか。


って、この映画、そんな教訓じみたこと考えてないと思うケド...^^;


洗練されたセレクトショップでよりも、ゴミ捨て場で光るものを見つけるのが好きなアナタにおすすめかも知れません。フフフ...。


って、明日から姉が日本から遊びに来るから計画練らなきゃ〜!
ゾンビの話してる場合じゃ なかった。。



2010年4月4日日曜日

プロスペクトパークで、犬になる



晴天。


現ルームメイトと元ルームメイトのカップルと一緒に、近所のプロスペクトパークへ。
2人は既にここへ数回ピクニックをしに来ている(私が1人でボタニカルガーデンで花粉と戯れ、樹木とお友達になっている間に。。)猛者なので、サンドウィッチはもちろんの事、ポータブルLPプレイヤー、フリスビーもちゃんと持って来ていて素晴らしかった。

で、私は前日から「なまった体、動かしたい」モードに入っていたので、フリスビーと、その辺に落ちていたテニスボールとで走りまくりました。気分はさながら犬モード。
いやあ、汗、かきますね!フリスビーもキャッチボールも。
きもちいいぃ!

その後、前日にipodに編集しておいたジョギング用の曲を聴きながら走る→たまに競歩、で公園を半周して、帰宅。

シャワーを浴び、少したまっていた雑用をこなし、夜は出かける予定だったのにキャンセルになったので、せっかくまたメイクもした上に、頭は完全に「一杯ひっかけるモード」に入っていたので、どうしても近所のお寿司の名店「芸道」に行きたくなる。

う〜ん、近所で飲みに付き合ってくれる人は...と考えたら、これまた別の元ルームメイトの顔が浮かんだので、早速電話。
彼女は来られなかったけれど、結局、現ルームメイト/元ルームメイトカップルと、もうひとりの現ルームメイト(ややこしい?)が付き合ってくれることに。
さすがに、土曜の夜に1人酒は寂しいものがありますからね...。
まあ、平日には今度1人でも飲みに行くつもりですが。(大将もお店の方も大好きなので)

それから帰りにTea Loungeという、ゆるいカフェバーへ。
コーヒーを飲みつつ、地元民によるジャズ演奏を聴く。

酔い覚まし(といっても、ビール1杯と日本酒1杯だけですが)に1人夜道を歩いて、帰りました。やっぱり、春の夜風の匂いって好きだなー。いい感じに、落ち着かない気分になる。

帰ってから、1杯だけワインを。Youtubeで「いい日旅立ち」などを聴きながら。



なんだか体を1度動かすと、フットワークが軽くなるものですね。
ナントカ犬のような、無駄の無いシュッとしたフォルムを目指して、今後は飲む/打つ/買う、じゃなかった、、、食う/寝る/遊ぶ、でもなくって、、、
歩く/走る/跳ぶ したいと思います。


ふぁぁ、寝よ。






2010年3月21日日曜日

ボタニカルガーデン




土曜日。

快晴。

それどころか、起きたらまるで初夏のように太陽が熱く、白く輝いていたので、「来たか。夏め。。」と思いながら二度寝する。
(とばさないで頂きたいんですけど、私の1番好きな「春」を。)

11時くらいに「本起き」して、窓の外を見ると、みんなもう半袖やタンクトップで歩いている。寒風吹きすさぶ日でも平気で半袖を着たりするアメリカ人の肌は、ゴムで出来ていると信じているので、「またまたァ〜」と疑ってかかったけれど、外に出てみたら羽織っていた上着を脱ぎ捨ててしまった。

それにしても、どこから湧きだして来たのかと思う程、たくさんの人が道に溢れていた。ちなみに、うちのあるパークスロープというエリアは、本当に親子連れ、ワンちゃん連れが多い。まさに、犬も歩けば犬に当たるという感じ。

せっかく家がプロスペクトパークに近い上にこんな夏日なので、ブルックリン図書館の横の道を通って、ボタニカルガーデンへ向かった。


ブルックリン図書館。以前撮ったもの。


入園料を払い、広大な庭園を花の匂いを吸い込みながら歩く。




庭園に来たのは、年末年始に日本に帰国した際に姉と訪れた浜離宮恩寵庭園以来だ。
その前は、たしか2006年頃に1人で訪れた、目黒の東京都庭園美術館。
いずれも、とくにパンチの効いた思い出ではないけども、お気に入りの思い出となっている。

こちらのボタニカルガーデンは、「シェークスピア・ガーデン」(シェークスピア作品に出て来る植物を集めた庭)「ジャパニーズ・ガーデン」(1914年に作られたそう。ちゃんと鳥居もある。)など、色んなテーマに沿った庭がある。


まだ開花していない、「Cherry Walk〜桜ガーデン〜」の芝生に寝そべって、空を仰いだ。
4時頃だったのだが、まだまだ空は青く、太陽が、目を閉じていても瞼の裏をオレンジ色の卵の黄身色に染める。
薄目を開けて、周りを見ると、私のように寝そべっているカップル、追いかけっこをする子供達、敷物の上で各々で読書をする老夫婦、桜の樹のふもとでノートパソコンをいじる青年などが、のどかに点在していた。「庭らしい風景。アハハ」と安心して、また目を閉じる。

すこし経って、目を開けると、真上を飛行機が通過するところだった。飛行機雲がすぐに流されていたので、思いのほか風は強かったのだろうか。

少し肌寒くなったので、カーディガンを羽織り、お尻に付いた草を払い、「日本庭園」の方へ歩く。
ここでは、鳥居のある池があり、鯉が泳いでいた。印象は「オゥ、ジャパニーズ!」


「大明神」と書かれた鳥居と、ジャパネスク気分に浸る恋人達

で、ふと目線を下にやると、亀の親子が石の上でひなたぼっこ。
子亀を背中に乗せた親亀がいて、いったいどうやって乗せたのだろうと感心する。

1番右、子亀を背に乗せてみた親亀さん



それから、季節になったら睡蓮などが咲くはずの水庭を見る。
ここには紅い金魚が泳いでいたのだが、それを見ていた子供が唐突に池にツバを垂らしたのを私は見逃さなかった..。

〜そこで〜 小学生の時に(ちょっと変わっている)母と「アメフラシを観察しに行くツアー」という、なかなかコアなツアーに参加したのを思い出した。そのヌルヌルとしてブニブニとした不気味な軟体動物「アメフラシ」と対面して、観察したり触ったりした後、参加者はそれぞれ自由に浜辺を歩いたのだが、そのとき私は足元に落ちていた海綿を拾って、何の気もなしにそれを引きちぎったのだ。すかさず、そのツアーのリーダーぽいお兄さんに「残酷!それは生き物なんだよ!」と怒られたのだが、そんなスポンジが生き物だなんて、どうにも腑に落ちなかったのを覚えている。

子供は、世の中の疑問について、色々と自分で試さないといられない生き物なんだと思い出した。池にツバを垂らす少女を見て。

いちばん楽しみにしていた熱帯雨林の温室は、もう時間になって閉まっていた。

巨大な樫の木やイチョウの木を見つけ、じっくりと触っていると、カートに乗った2人の黒人のお兄さん達に「もうそろそろ閉園なのでよろしく〜。」と言われ、帰ることに。


「アバター」的には、三つ編みの先っぽにつなげる所なんだけど...


こんなに気持ちの良い場所が近くにあるなんて。。

と、その気持ちの良さのまま帰る筈が、ふと立ち寄った家の隣のオーガニック食料店のジュース・バーで、いわゆる青汁かと思って頼んだWheat Grass(カモジグサ)のジュースを飲んで、ものすごく気持ち悪くなって吐いてしまった。吐きながら、「これ、まさか猫草(猫が毛玉を吐き出すために食べる草)では?」と思う。。


何年か後に、今日の庭園の思い出をうかべる時には、草を飲んで吐いた、という箇所はスッキリと忘れていたいと思う。




2010年3月4日木曜日

風子(フーコ)、やってくる



ここンとこ、なかなか仕事が忙しくなった為、帰りが遅い。
帰ったら、部屋着に着替え、お部屋でささやかなオツマミ(今週は角煮をつくるぞー!)とお酒が飲みたいのだが、11PMに開いてるのはデリくらいなもので、デリに売っている酒類といえば、そりゃあビールくらいしかない。
ビールも好きなんだけど、お腹が冷えちゃうし、キブンはワインかウィスキーか日本酒か、なので困ってしまう。(といいつつ、とことん働いた後はどーしてもお酒がのみたかったのでルームメイトのBrooklyn Lagerを飲ませて頂く)

今夜も10PMくらいの帰宅だったので、「あ〜あ」と思って歩いていると、感じました、春の気配。風にほのかに含まれている春のにおい、それから3%くらいの生暖かさ。
うれしくて、今夜はお酒がなくてもいいやと思った。

よく、自分の生まれ月の季節が1番好きなものだよと聞くけれど、私も例に漏れず弥生、3月が1番好きです。もっと言えば、春の夜風がだいすき。

日本でも、ニューヨークでも、春の夜にいろんな町をランダムに散歩した記憶は、その時の春風のにおいとともに思い出す。なぜか無性に胸がざわめく匂いと温度。


風はいいね。強い風がとくに。台風もなかなか。向かい風だって、負けずに歩くよ。


風といえば、好きな詩をふたつ。


どっどどどどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱい かりんもふきとばせ
どっどどどどうど どどうど どどう

宮沢賢治/風の又三郎 



天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ

僧正遍昭




春の到来はニュースじゃなくて、自分の器官で感じるのが1番だ。
明日も、胸をざわめかせる風をいっぱいに吸い込みながら、たくさん歩こう。



2010年2月21日日曜日

電話なんかやめてさ、六本木で会おうよ

 
岡村靖幸「カルアミルク」




あともう一回あなたから
またもう一回の電話で 僕らはでなおせる
でも こういった ことばっかり続けたら
あの思い出が だめになってゆく no oh…
がんばってみるよ
優勝できなかったスポーツマンみたいに
ちっちゃな根性 身につけたい

hai hai hai hai
Hai hai hai hai hai

ここ最近の僕だったら
だいたい午前8時か9時まで遊んでる
ファミコンやって、 ディスコに行って、
知らない女の子と レンタルのビデオ見てる no oh…
こんなんでいいのか 解らないけれど
どんなものでも 君にかないやしない

hi hi hi hi
hi hi hi hi hi

あの頃の僕はカルアミルク飲めば赤くなってたよね
今なら仲間と バーボンソーダ飲めるけれど
本当はおいしいと 思えない oh oh…

電話なんかやめてさ 六本木で会おうよ
いますぐおいでよ 仲なおりしたいんだ
もう一度 カルアミルクで 

All right

女の子ってか弱いもんね
だから庇ってあげなきゃだめだよ
できるだけ oh oh…
だけど全然 君にとって そんな男になれず終まいでごめんなさい no oh…
がんばってみるよ
優勝できなかったスポーツマンみたいに
ちっちゃな 根性 身につけたい

hai hai hai hai
Yeah, hai hai hai hai hai

ばかげたプライドから もうお互い抜け出せずにいる
誕生日にくれたね カルアミルク
この前飲んだら なんだか泣けてきちゃったんだよ oh oh…

電話なんかやめてさ 六本木で会おうよ
いますぐおいでよ 仲なおりしたいんだ
もう一度 カルアミルクで 

All right
がんばってみるよ oh…
いますぐおいでよ baby
いますぐおいでよ baby
Come to baby oh…





タウンページ、フレンチトースト仕立て







先週、ニューヨークは大雪に見舞われました。
職場の窓からそれを眺めて、まっしろい雪がしんしんと降り積もって行くのって、なんて素敵なんだろうとしみじみ思う。降り積もるにしたがって、世界が無音化していく感じと、くるまも屋根もゴミ箱も郵便ポストも、みんな平等に雪帽子がのっけられる様子。
しかも、それが溶けてなくなるなんて、、、考えたもんだぜ!アイツ!(←who?)


翌日、出勤する道すがら、どのお店の軒下へも溶け出した雪水がぽたぽたと落ちていたのだけど、ある文房具屋さんの軒下ふと目をやると、不思議な物体を発見。
それは、雪水をたっぷりと含んで肥大化したタウンページ(こちらではYellow Pageと言います)だった。


以前、究極のフレンチトーストを作ろうと思いたって、前の晩から食パンを1斤、ミルク卵液につけ込んだことを思い出した。翌朝見てみると、食パンは卵液を最大限まで吸い込んで、ボッシュボシュに膨張していた。(もちろん、とっても美味しかったんだけど、フレンチトーストはやっぱりパパっといい加減に作った方がおいしいな、という結論に至りました。クレイマー・クレイマーのダスティン・ホフマンのように。)


その軒下のタウンページは、まさにそのボッシュボシュのフレンチトーストそっくりなのでした。
ドラえもんの道具に「暗記パン」ていうのがあるけれど、このタウンページ・フレンチトーストの情報量には及ばないだろう。って、役には立たなそうだけど。。


明日はサンデー・ブランチに久々に作るかな。
甘さ控えめ、テキトーさが命のフレンチトースト。

2009年6月26日金曜日

Michael Jacksonよ、永遠に!




マイケルが死んじゃった。

ひとつの時代が終わった。

始めてのマイケルの思い出は、小さい頃、家族でWe Are the Worldを見た事。
あれだけスター勢揃いの中で、ひとりだけ「スコーン」と突き出た、透き通るような声。

それから、キャプテンEO。ディズニーランドで1番好きだった。

最後の方は整形やら裁判やらで、散々な叩かれようだったけど、人って1度でもキラキラと輝いた時があれば、それって凄い事だと思う。本当に輝いてたもの。あの声、あの神な動き。

今朝もipodで聞いてた、The way you make me feel.

同じ時代に生まれて来て良かった。
同じ時代を生きるって、同じ空気を吸ってることって、意識・無意識かんけいなく、知人・他人かんけいなく、自分の細胞に、個人的な記憶としてインプットされると私は思うから。

こういう、ハレー彗星みたいなスターって、もう中々出てこないんだろうね。


おやすみなさい、マイケル。
おつかれさま。



"We Are the World"


"Wanna be Startin' Something' "

"Another Part of Me"



New York Timesのウェブ版。


2009年6月9日火曜日

David Bryne@Prospect Park!!

行って来ました!!!!!!
詳しくは、追って!!!!(ごめん、取り急ぎ興奮をお伝えしたくて。。)

2009年6月5日金曜日

We Real Cool


更新、3日以内と言いつつ、全然せずにスミマセン。

その間、転職したり、お金が空から降って来たり、瓦礫が降って来たり、海へ行ったり、時空を超えそうになったり、まぁ色んなことがありましたので、ノンフィクション/写真付きで追々UPして行きたいと思いますm(_ _)m


今日、もぎたてフレッシュな話題として...
通っている学校で、ポエトリー(詩)のクラスを取っているのですが、今日は心惹かれる詩を学んだので、ご紹介したいと思います。

まずは、原文を。


We Real Cool
The Pool Players.
Seven at the Golden Shovel.
by  Gwendolyn Brooks


We Real Cool.  We
Left school.  We

Lurk late.  We
Strike straight.  We

Sing sin. We
Thin gin. We

Jazz June. We
Die soon.


先入観なしで黙読した時の感想は、なんでWeが行の終わりに来てるんだろう、って事でした。
その後、作者自らの朗読のテープを聞いて...ぶっとびました!
Weが頭ではなく、行の終わりにあることによって、軽快で/口笛を吹いているようなリズムになり、なんだか若者達が自分達をクールに見せようと背伸びしている様子まで浮かぶのです。
まるでゴスペルを聞いているようにも感じます。
(実際に、作者Gwendolyn Brooksはカンザス生まれの黒人女性との事でした。)

シンプルで短いながらも、彼女がとある日の午後に見かけた、学校をサボってビリヤード場(もしくはバー)に溜まってる若者達の心情を、なんとも上手く描いていると感じました。
若い頃特有の、生き急いでいる様子に儚さも感じる。(そして、少ーしだけ身に覚えあり、笑)



こちらで本物の朗読をドウゾ☆
(はじめの方は作詩したいきさつ等の説明から入り、朗読は最後の最後の方です。)
"We Real Cool"(クリックでリンクへ)

2009年5月19日火曜日

読んで下さっている皆さんへ


すごく、すご〜くネタが溜まってるのですが、先週から多忙になったと共に風邪(まさか...)をひいたので、更新がなかなかできましぇん。。
3日以内にあんな話こんな話をお届けできるかと思いますので、その頃また覗きに来て下さい!

それでは、風邪に気をつけて。

Creamy Emi

2009年5月10日日曜日

荒井良二さん



日本に居た時はそうでもないのに、ニューヨークに来てハマっているものの1つに、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」をYoutubeで見る事、がある。

親友のHarunaも偶然同じ時にハマっていて、お互い「あのプロフェッショナル、良かったよ〜」などと教えあったり。
(私の最近のヒットは農家・古野隆雄さん)

今、目の中に猫の毛がどこからか入って、アレルギー性結膜炎になっていて(こっちのランドリーは共有なので、前に使った人が猫を飼ってたんだと思う。)、しなくてはならないことが中々はかどらず、もどかしくなった。そんな時は、「プロフェッショナル」を見る!

今日は絵本作家の荒井良二さんの回を見た。
岡本太郎も言っていたように、純粋に、心から楽しむ気持ちで絵を描くのって、難しい。
どうしても上手くみせよう、とか、意味を持たせよう、とか思ってしまう。
大人になればなるほど。

荒井良二さんの絵と、絵の描き方を見て、忘れていた大事なことを思い出した。
そして、無性に絵が描きたくなった。

荒井さんの公式ホームページを見ていて、またささやかな発見が!
私の大好きな小説「ぼくの小鳥ちゃん」(江國香織 著)の挿絵も荒井さんによるものだったとは!

こうやってある日、何かと何かが繋がるような発見は、うれしい。